オフシーズンに最も低迷しているのはベアーズだと元HC
2019年06月19日(水) 14:142010年以来のディビジョンタイトルを獲得したシカゴ・ベアーズだが、ある元ヘッドコーチはNFL全体を見て最悪のオフシーズンを送っているのがそのベアーズだと考えている。
ベアーズが地区最下位に終わっていた2015年から2017年の3シーズンでベアーズを率いていたジョン・フォックスは、現地17日(月)に『ESPN』のライブ番組でどのチームのオフシーズンが最も劣っているか尋ねられ、自身の古巣を挙げている。『Chicago Sun-Times(シカゴ・サン・タイムズ)』によれば、フォックスは次のように話していたという。
「ディフェンスでプレーしようというとき、若いオフェンス陣を手助けするにはテイクアウェイに頼ることになる。それに、キッカーが、信頼できるキッカーがいない。こういったターンオーバーの後には、そこでポイントが必要なんだ。キッキングの問題が、今のシカゴでは非常に重大だと思う。そして、これはシーズン中にも彼らの問題になるかもしれない」
たとえ他の誰かが全面的に反対でも、フォックスがベアーズについて自らの見解を持つのは自由だ。そもそも、フォックスは自らの意見を披露するためにTVネットワークに雇われているのだ。
ベアーズファンならば、2016年シーズン前にシカゴの得点王だったキッカー(K)ロビー・ゴールドをカットしたのはフォックス政権だったと指摘するかもしれない。ゴールドがその前の2シーズンで苦戦していたのは確かだが、フォックスをはじめとする上層部は“疑わしきは罰せず”の恩恵をゴールドに与えなかった。そこからベアーズのキッカー陣は災難の中にある。このオフシーズンにゴールド復帰を切望したベアーズだったが、それも実現しなかった。
ベアーズについては他にも懸念事項が多い。ディフェンシブコーディネーター(DC)のビック・ファンジオを失い、セーフティ(S)エイドリアン・エイモスに代わってSハハ・クリントン・ディックスが加入。HCマット・ナギーの元で、2年目のクオーターバック(QB)ミッチェル・トゥルビスキーがどう成長していくかも未知数だ。そしてもちろん、キッカーの苦境も続いている。
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