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地元ファンのブーイングにたじろがないジャイアンツQBジョーンズ

2019年06月20日(木) 15:48

ニューヨーク・ジャイアンツからドラフト指名を受けたデューク大学のダニエル・ジョーンズ【AP Photo/Mark Humphrey】

現地17日(月)、ヤンキー・スタジアムに集ったヤンキースのファンたちは、野球場のスクリーンに登場したニューヨーク・ジャイアンツの新人クオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズにブーイングした。

しかし、翌日に『The Rich Eisen Show(リッチ・アイゼン・ショー)』に出演したジョーンズはこの騒ぎを意に介していない様子だった。ブーイングについて聞かれたジョーンズは次のように答えている。

「確かにあまり気にしていなかった。それは気づいていたでしょ。僕はここでやっていることに集中しているし、ここ6週間は自分にできるだけ練習し、成長を見せることに集中してきた。だから、僕はこのフランチャイズのメンバーになって機会を与えられたことに感謝していて、これから進んでいくのが楽しみなんだ」

QBイーライ・マニングの後ろにルーキーQBを加える可能性について議論していたとき、ジャイアンツのジェネラルマネージャー(GM)であるデイブ・ジェトルマンは、そのようなQBはニューヨークのプレッシャーの下でサバイブできるだけのタフな精神性を備えている必要があると述べていた。その部分で言えば、ジョーンズは最初のテストに合格したようだ。

ニューヨークのファンが必ずしもジョーンズ個人にブーイングしていたわけではないのは本人も分かっているかもしれない。ファンたちが不服を抱いているのは、全体6位でのジョーンズ指名に表れるようなジャイアンツフロントオフィスの当惑するような一連の決断なのだ。だからといって、ホームタウンのファンから罵声を浴びる人間にとって、事態がいくらかでも易しくなるものではない。

トレーニングキャンプが始まれば、ヘッドコーチ(HC)パット・シューマーがマニングとジョーンズの全面的なQB対決の扉を開けるとの考えについて、ジョーンズは先発の可能性については何の話も受けていないと明かし、コーチのコメントを軽く扱いつつこう続けた。

「分からないね。チームの全員が、自分がプレーできることを証明しようと頑張っていると思う。そして、誰もがプレーしたいんだ。コーチがああ言ったときに、僕はどんなレベルのどのスポーツでも、全てのコーチが言うようなことだと思った。さっき言ったように、自分たちがプレーできると証明することは、ルーキーでもベテランでも、フィールドに立ちたいと思う全員にとっての目標だ。どうなるかは見てのお楽しみ。少し休みがあって楽しみだけど、戻って練習することにワクワクしてもいる」

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