DTマッコイ、リスペクトが足りないとバッカニアーズに憤り
2019年06月21日(金) 00:41ジェラルド・マッコイは、タンパベイ・バッカニアーズからリリースされ、カロライナ・パンサーズに居場所を見つけた時、“タンパの悪口は決して言わない”と発言していたはずだ。しかし、元オールプロのディフェンシブ・タックル(DT)はバッカニアーズの別れ方に明らかないら立ちを見せている。
『Fox Sports 1(フォックス・スポーツ1)』のインタビューに応じたマッコイは、バッカニアーズが自分の背番号だった93番のジャージーをすぐにエンダマカン・スーに与えたことに不快感を示した。スーは彼らがマッコイを手放した後で1年契約を結んだ選手だ。
「彼と契約したことに関しては、俺ほどの有能な選手を手放したんだから、チームとしてやらなきゃならないことがあるのは分かる」とマッコイは述べた。「でも、俺のナンバーをあっさり与えちまうってのは何だかな。歴史あるバックスにはリング・オブ・オナーがあるし、チームの偉大な選手たちのナンバーは引退させるのが普通だろう」
過去の偉大な選手たちへのバッカニアーズの扱いを指摘するマッコイは、自分もその1人に含まれると考えている。
「ワーレン・サップが去った時、ジョン・リンチ、(デリック・ブルックス)、リーロイ・セルモン、ロンド・バーバー、彼らが去った時、以後そのナンバーが誰かに使われることはなかった」とマッコイは述べた。「チームがそのナンバーを使わせなかったんだ。それはリスペクトの証しだ。俺はというと、プロボウル6回、オールプロが4回、これを全てタンパベイで達成した。あのチームで過去に在籍した選手の中でもベストの1人に入るはずだ。これだけは言わせてもらうよ。普段ならしないことだけど、今回ばかりは言わせてもらう。どうなったっていい。彼らがどれだけ俺をリスペクトしているか、俺のことをどう思っているかがそこに表れているんだと思う。その程度ってことなんだろう」
さらにマッコイは付け加えた。「ナンバーを使わせるのは彼らの権利さ、でも、リスペクトのなさが問題なんだ。相手が4年か5年の契約にサインしたやつなら話は違う。なのに、そいつは1年契約だっていうじゃないか・・・。そんなのはただの数字だって言われるかもしれないけど、そこにはもっと大きな意味がある。リスペクトがあるかどうかの問題だ。それが俺とタンパの間にある溝の大きさを示している。オフシーズン中に彼らからのリスペクトなんて少しも感じられなかった」
マッコイはさらに、チームを出てから自分に接触してきたバッカニアーズのコーチやフロント陣はヘッドコーチ(HC)のブルース・アリアンズだけだったと付け加え、それもまた自分に対する彼らの敬意の欠如と受け止めたという。
「オフシーズン中を全部合わせても、俺が話した相手はバックスの連中よりも、ボルティモア、クリーブランド、カロライナの人たちの方が多かった。本当だよ」と彼は述べた。
パンサーズはレギュラーシーズンの第2週でバッカニアーズをホームで迎え撃つことになっている。自分が今もリスペクトに値することを前チームに思い知らせてやるまで、マッコイの待ち時間はそう長くなさそうだ。
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