自分に取って代わるのは難しいとビルズRBマッコイ
2019年06月24日(月) 14:02バッファロー・ビルズのランニングバック(RB)レショーン・マッコイには強い逆風が吹いている。昨シーズンの成績はキャリア最低を記録し、このオフシーズンにビルズのRBルームのメンバーがさらに増加するなど、30代のマッコイを取り巻くのは好ましくない状況だ。
しかし、マッコイは2019年にビルズと復活のシーズンを送ることができると自信を持っているようだ。
『PennLive』によれば、マッコイは「俺みたいなヤツに取って代わるのは簡単なことじゃないぜ」と語ったという。
「俺は優秀な選手だし、今年は彼らが俺の周りにたくさんのプレーヤーを置いていると思う。フロントオフィスは俺の前にでかいイノシシを置いていったね。今年どうなるかは見てみよう。感触はいいし、今年がそれを物語ることになってくれればいいと思っている」
人が誰をマッコイの代役として想定しようと、マッコイ本人はそれをオフェンスにおける自らのインパクトを支えるための補強材料だと捉えるだろう。現実はどうあれ、ビルズはこの春に非常にアクティブに動いており、フリーエージェンシーでオフェンシブガード(OG)クイントン・スペイン、センター(C)ミッチ・モース、Cスペンサー・ロングの3人のスターター(クイントン・スペイン/OG)をオフェンシブラインに加える傍ら、ドラフト2巡目でオフェンシブタックル(OT)コーディ・フォードを指名。また、クオーターバック(QB)ジョシュ・アレンのためにワイドレシーバー(WR)のジョン・ブラウンとコール・ビーズリー、タイトエンド(TE)タイラー・クロフトらのパスキャッチャーをバックフィールドの要員として迎え入れている。
さらに、ビルズはドラフト3巡目でラニングバック(RB)デビン・シングルテリーを獲得し、元ジャクソン・ジャガーズRBのT.J.イェルドンと契約した上、将来の殿堂入りが確実視されているRBフランク・ゴアとも1年契約を結んだ。
しかし、キャリアを通じて14,748ラッシングヤードを数えるゴアの存在もマッコイの脅威にはならず、逆にそれによって刺激を受けているようだ。
「(ゴアが)熱心にプレーしているのを毎日見ている。彼の伸びやスマートさ、能力を見ているんだ。おかげで何だって可能だと思わされるね」とマッコイは述べた。
2019年にマッコイとゴアがお互いの存在によってさらに成長していくかどうかが分かるのはこれからだ。もちろん、ゴア獲得に際して“鉄が鉄を研ぐ”と語っていたヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットとチーは、それが実現することを望んでいるだろう。
だが、ゴアと共にプレーすること以外にも、マッコイはプロ11年目に自らをさらに磨くための内なる方法を見つけているようだ。
「俺は年齢を活用しているし、そういうタイプのことがモチベーションになるんだ。この人生ずっと、俺はいつもアンダードッグだった。あいつは十分か? 十分にタフか? プロとしてプレーできるか? とね。自分のようなやつは時々やってくると感じているし、俺はしがみつきたいと思っている。そこに向けて意気込んでいるよ」
【A】