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レッドスキンズ新人QBハスキンズは今年先発しないのが理想?

2019年06月26日(水) 09:49

オハイオ州立大学のドウェイン・ハスキンズ【AP Photo/Darron Cummings】

かつてワシントン・レッドスキンズのクオーターバック(QB)だったジョー・サイズマンは、自分がつけていた7番を新人ドウェイン・ハスキンズがつけることを支持する一方、そのナンバーを今季のフィールド上で見ることは望んでいない。

サイズマンは先週末、開幕からのレッドスキンズの対戦相手を理由に挙げ、ルーキーQBをゲートから出すのは“災厄”を生み出すことにつながると『106.7 The Fan』に語っている。レッドスキンズは開幕からの5週間でフィラデルフィア・イーグルス、ダラス・カウボーイズ、シカゴ・ベアーズ、ニューヨーク・ジャイアンツ、ニューイングランド・ペイトリオッツと当たる予定だ。

「こういうチームを相手に早い段階で彼を出すのは、チーム、ジェイ(グルーデン/ヘッドコーチ)ファン、皆にとっての災厄への公式に他ならない。若手は私たちの未来であり、すぐに出して“OK、やらせよう”と言うのではなく、その未来を守ろうじゃないか。私たちがプレーしているスケジュールは“さあやらせよう”などというスケジュールではない」とサイズマンは話している。

現地7月24日(水)にレッドスキンズのトレーニングキャンプが始まったとき、最も好奇心をそそる要素の一つがQBバトルになるだろう。2019年ドラフトの全体15位で指名されたハスキンズは、ケイス・キーナムや、身体状況が良かった場合はコルト・マッコイらベテランを相手に、自分に先発の価値があることを示そうとするはずだ。

グルーデンHCはハスキンズの腕の強さ、正確さ、ビッグプレーを可能とする能力に触れ、第1週の先発も視野に入ると公に述べている。トレーニングキャンプやプレシーズンで増していくプレッシャーにどう対処するかが、ハスキンズがすぐさま先発を務めるのか、それとも先送りになるのかが決まるだろう。

パトリック・マホームズのようなルートがハスキンズにとって理想的であり、ルーキーとしてはプレーしないほうがいいというのがサイズマンの見解だ。

「私からすれば、ドウェインにとって最良のシナリオはこうだ。今年は出場せず、ケイスがプレーし、コルトが戻ってくる、というのが、競争の中にあるためにも、かつ、もしくは、フットボールクラブの一部であるためにも道理にかなっている。ドウェインには全てを処理する機会を与えるんだ」とサイズマンは『Washington Times(ワシントン・タイムズ)』紙にコメントしている。

たとえグルーデンHCが開幕戦をキーナムやマッコイに任せたとしても、ハスキンズがシーズンを通してフィールドに姿を見せないとしたら驚きだ。レッドスキンズはドラフトでハスキンズに狙いを定めており、もっと早い段階でハスキンズを確保しようとトレードアップも検討していた。グルーデンHCの発言からすると、春の期間と同じようにゲームのメンタル面が成長していけば、ハスキンズのスキルセットはグルーデンHCのシステムに完ぺきにフィットするように聞こえる。今日では、ドラフト上位で獲得されたQBが長く試合から遠ざかっていることは珍しい。

レッドスキンズのキャンプでハスキンズがベストのQBであることを証明できれば、先発を務めることになるはずだ。

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