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ベンガルズの2019年1巡目OTが今季絶望か

2019年06月26日(水) 11:05


シンシナティ・ベンガルズのジョナ・ウィリアムス【AP Photo/John Minchillo】

シンシナティ・ベンガルズは夏休みに恐ろしいニュースを受け取った。ドラフト1巡目で選択したレフトタックル(LT)ジョナ・ウィリアムスが2019年シーズン全体を失うことになりそうだという。

チームは現地25日(火)、ウィリアムスが関節唇損傷の治療のため、左肩の手術を行ったこと、ならびに、それによってシーズン全体で戦線離脱を強いられる見込みであることを発表した。ベンガルズは21歳のウィリアムスに完全復帰を期待しているともつけ加えている。

ウィリアムスはチームの新しいヘッドコーチ(HC)であるザック・テイラーが“ぼろぼろ”だと表現したケガによってミニキャンプを欠席していた。医師の診察を受けたことで、状況はさらに悪いことが判明している。

「われわれはジョナが将来に大きな貢献を果たしてくれることを期待しており、このケガによって彼が今もこのチームの重要な一部であることに変わりはないと知っている」とテイラーHCは声明で述べている。

「われわれはトレーニングキャンプに向かうにあたってオフェンシブラインのメンバーに自信を持っており、彼らがこのチームの目標達成のために自分たちの役割を果たしてくれると信じている」

アラバマ大学出身のウィリアムスは2019年のNFLドラフトで最高のオフェンシブラインマンだと広く考えられていた。全体11位でウィリアムスを選択した際、ベンガルズは2年前にアンドリュー・ウイットワースの離脱を許して以来で苦しんできたポジションの長期的なソリューションになると信じて、他のオプションを捨てている。

ウィリアムスの負傷によって、オフェシブラインについてのベンガルズの計画はシャッフルされることになった。ポジションをガードに変更する予定だったコーディー・グレンはLTに戻ることになりそうだ。ガードのスポットはクリスチャン・ウエスターマンと9年目のベテラン、ジョン・ジェリーが争うだろう。

悲しいことに、ベンガルズが1巡目の選手を失うのは初めてではない。昨シーズンにはビリー・プライスが足の負傷で6試合を欠場していた。

ウィリアムスがシーズン全体を棒に振ったとすれば、過去10年で同じ境遇にあった8人目の1巡目選手となる。『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、ベンガルズの選手としては2人目ということになるようだ。

過去10年においてルーキーシーズン全体を欠場したドラフト1巡目選手は下記の通り。

2018年:タックル(T)アイゼイア・ウイン/ニューイングランド・ペイトリオッツ
2016年:コーナーバック(CB)ウィリアム・ジャクソン/ベンガルズ
2015年:ディフェンシブエンド(DE)ダンテ・ファウラー/ジャクソンビル・ジャガーズ
2015年:ワイドレシーバー(WR)ケビン・ホワイト/シカゴ・ベアーズ
2915年:T D.J.ハンフリーズ/アリゾナ・カーディナルス
2015年:WRブレシャド・ペリマン/ボルティモア・レイブンズ
2013年:Gジョナサン・クーパー/カーディナルス

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