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ギャバート獲得は不測の事態だったと元ジャガーズHCデル・リオ

2019年06月26日(水) 11:53

テネシー・タイタンズのブレイン・ギャバート【AP Photo/Mark Zaleski】

2011年のNFLドラフトでジャクソンビル・ジャガーズが指名順を6つ上げてクオーターバック(QB)ブレイン・ギャバートを指名してから8年、元ヘッドコーチのジャック・デル・リオは自分にとってさえショックだったという悪夢のような一日について口を開いた。

現地25日(火)、デル・リオは『ESPN』の“Jacksonville 690(ジャクソンビル690)”で「ブレイン・ギャバートをドラフトするとは見当もつかなかった。全くだ。実際のところ、あのドラフトでわれわれの選択はそれほど長くなかったから、私は何か食べるものを調達しにいっていた。そこに座って皿を満たしながら、私は“なんて素晴らしい。うちのピックまで2時間以上もある”などと考えていた。すると、“ジャガーズの指名順”という表示が見えたんだ。“一体どうしちまったんだ?”という感じだったよ」と当時を振り返っている。

ということは、元ジャガーズジェネラルマネジャー(GM)のジーン・スミスがHCに何の知らせもなしにこの動きに出たということになる。

結果としてうまくいったのなら、これもおもしろ話になっただろう。しかし、ギャバートのジャガーズ時代は3シーズンしか続かず、28試合でタッチダウンパス22回、インターセプト28回という記録に終わっている。

そういった苦戦は、ギャバート本人に由来するものだとデル・リオは言う。

「息子と私は全QBをランク付けしていて、われわれはブレインを気に入っていた。われわれは彼を好んでいたが、彼はニック・フォールズ(2012年3巡目指名)くらいの、3巡目や4巡目の位置だった。彼はファーストラウンダーではなかった。トレードして獲得しようというような選手ではなかった。だから、コーチングの問題や、私の問題ではない。あそこでの時間が短く終わるだろうという最初の兆しがそれだった」

デル・リオは2011年シーズン終了後に解雇され、スミスもその1年後にチームを去った。ギャバートは3人の中で唯一NFLに残っている人物であり、昨シーズンはテネシー・タイタンズで3ゲームに先発した後、この3月にタンパベイ・バッカニアーズと契約を結んでいる。

このインタビューの中で、デル・リオはジャクソンビル時代についての暴露本を著す可能性を示唆した。もしこの話についてもっと詳しく知りたいのなら、幸運にもそのチャンスはすぐに来るかもしれない。

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