貴重な経験がマレーの指導に役立つとカーディナルスQBハンドリー
2019年06月26日(水) 13:09思いがけない変化でも起こらない限り、カイラー・マレーがシーズン第1週にアリゾナ・カーディナルスの先発クオーターバック(QB)を務めるだろう。だからといって、チームメイトであるQBブレット・ハンドリーがナンバー1の座を見据えるのをやめることはない。
2015年のドラフト5巡目で指名を受けてから、ハンドリーはNFLでも最高のQBに数えられる2人から学んできた。グリーンベイ・パッカーズでアーロン・ロジャースの、シアトル・シーホークスでラッセル・ウィルソンのバックアップを務めてきたハンドリーは、これらの経験が高く評価されるルーキーの指導役になる上で役に立つと考えている。
「俺の持っている知識は、特に、彼の旅を通じて(マレーに)わたすことができる。NFLは短距離走じゃない。長い距離を行くマラソンなんだ」とハンドリーは『TMZ』とのインタビューで語った。
「俺にとって、目標は常に先発の座だ。どのポジションであろうともね。セカンドでプレーはしない。だから、先発の座を得ることが自分にとっての一番のゴールだと同時に、理由あっての競争なんだ」
パッカーズで過ごした3シーズンでハンドリーは15試合に登場しており、2017年には負傷したロジャーズの代役として9試合連続でフィールドに立っている。昨年8月にシーホークスにトレードに出されてからは試合の経験がなく、3月にカーディナルスと1年契約を結ぶに至った。
グレンデールのQB事情に関する見方はまた別として、ハンドリーは2019年のトップピックだったマレーを“このオフェンスを本当にうまく動かす”ことのできる“信じられないやつ”だと称賛している。
OTA(チーム合同練習)が終了し、7月後半のトレーニングキャンプまでは2人のQBがフィールドを共有することはない。アリゾナ州チャンドラー出身のハンドリーは、ホームタウンのチームで自らの機会を最大にするために準備を続けるだろう。
「正直なところ、ホームに帰ってきたのは本当にありがたいことだ。タイミングもそうだし、全てが、特にコーチングの状況を見るに、5年目を迎えるにあたってこれ以上は望むべくもない。俺にとって、今年ホームに帰ってきたこと、そして、まさに自分が待ち望んでいたようなオフェンスの中にいること、グリーンベイやシアトルでの経験から学んだこと全てをこのオフシーズンにまとめあげていることは、本当にどこか損なうことができたんじゃないかと思うほどだ」
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