NFLがオフシーズンを迎えている今、ロサンゼルス・チャージャーズのヘッドコーチ（HC）アンソニー・リンは東アフリカのタンザニアにいた。学校を開くためだ。

リンとその妻であり、『NBC New York（NBCニューヨーク）』のアンカーであるステイシー・ベルは、タンザニアの北部にあるマサイ族の村に学校を作るために資金援助していた。タンザニアから『SI.com』との電話取材に応じたリンは、アフリカへの旅についてこう語っている。

「ここの子どもたちは働けるようになったらすぐに労働力となることを強いられ、全く教育を受けられないまま成長する。悲しいことだ。教育がなければ、どこに夢を実現する望みを見出せばいい？　科学の授業を受けなければ、どうやって自分が科学が好きであることに気づける？　この状況を知ったとき、自分がかかわらなければと思った」

リンはまた、開設にあたって学校が直面してきた問題のいくつかを紹介。一つの例が、6時から9時にライオンに餌が与えられるため、学校が10時に始まるという点だ。

「こういったことは、ここに来なければ知らないままだったろう」

さらに、リンはアフリカで学んだことを今月下旬に始まるトレーニングキャンプで生かすプランについて述べた。

「私は常に、人生の経験をフットボールチームで活用しようとしている。彼ら若い選手たちがより優れた人間に成長するのを手助けできたとき、フットボール選手としても成長していることが何度もあった」

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