49ersのキャンプに向けて準備は万端とQBガロポロ
2019年07月10日(水) 14:24クオーターバック(QB)ジミー・ガロポロが完全復帰を遂げるための長い旅は、最終目的地までわずか数週間のところまできている。
2018年シーズンの多くをACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂で逃したサンフランシスコ・49ersのガロポロは、チームのオフシーズンプログラムの全てをこなしていたわけではなく、11対11の練習は見学していた。しかしながら、26日(金)にトレーニングキャンプが始まった際には、完全に練習に参加できるとガロポロは考えている。
現地9日(火)、ガロポロは「確かにそう願っているよ。トレーニングスタッフやコーチたちが一緒になってプランを練ったりしている。近づくにつれて、状況を見てみることになる。準備はできているよ。ようやくね」と『Pro Football Talk(プロ・フットボール・トーク)』で語った。
49ersと5年の契約延長を結んだ初年度、ガロポロはわずか3試合に出場した後にACL断裂を抱えている。大型契約をものにしたガロポロだが、プレーは安定しないところがあり、パス成功率は59.6%で718ヤード、タッチダウン5回、インターセプト3回という数字を残した。ガロポロが先発した3試合で、チームは1勝2敗を記録。ガロポロを欠いた49ersはC.J.ビーサードやニック・ムレンズの腕に頼り、4勝12敗とドラフト全体2位指名権を手にシーズンを締めくくっている。
ヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンとジェネラル・マネジャー(GM)ジョン・リンチの5年計画が3年目を迎えた今、万全な状態でのガロポロ復帰はワイルドカードに挑むのに十分な要素となるだろう。ガロポロの調子こそ49ersの最重要事項であり、チームがリハビリにことさら配慮してきたことをガロポロはありがたく思っている。
「リハビリのプロセスはすごくうまくいった。このままうまくいきますように。後戻りすることは全然なかった。OTA(チーム合同練習)は俺の望める限りでうまくいって、あとはトレーニングキャンプでチームドリルなんかを全力でいければいいね。俺たちは正しい方向に進んでいる。ひたすらその日ごとに前進し続け、それを積み重ねてきた。長いプロセスだけど、ここまでこられたわけだし、ここで止まる理由があるかい?」
11対11のドリルにフル参加するかチームは明言していないものの、ガロポロが大丈夫だと言うのなら、彼には準備できているのだろう。
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