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フランチャイズタグ選手の交渉期限迫る

2019年07月15日(月) 09:59

ヒューストン・テキサンズのジャデベオン・クラウニー【AP Photo/Michael Wyke】

匂いが感じられるほどに、フットボールシーズンの気配がすぐそこまで来ている。しかし、一部のチームにはトレーニングキャンプ開始までに片付けておかなければならない仕事がある。

フライチャイズタグがつけられた選手が複数年契約を結ぶ期限が、現地15日(月)16時に迫っている。以降、選手は自分のチームと2019年の1年契約にしかサインできず、チームのレギュラーシーズン最終戦が終了するまで契約を延長することができない。

公式にタグがつけられた後のどのタイミングでも、選手らはテンダーにサインすることが可能だ。テンダーにサインされるまで、チームはフランチャイズタグ、もしくはトランジションタグを取り下げることができる。いったんサインされた後は、シーズンの間のサラリーが保証される。選手がテンダーにサインしなかった場合は契約がない状態となり、昨年のランニングバック(RB)リビオン・ベルのようにオフシーズンワークアウトに参加しなくても罰金の対象とならない。テンダーにサインしなかった選手はトレードできない。

このオフシーズンには6人のプレーヤーにフランチャイズタグが付与されている。うち1人であるアトランタ・ファルコンズのディフェンシブタックル(DT)グレイディ・ジャレットはフランチャイズタグにサインした。もう1人であるダラス・カウボーイズのディフェンシブエンド(DE)デマーカス・ローレンは望んでいた長期契約を手にした。2人はトレードされ、新チームと契約を延長している(カンザスシティ・チーフスのディフェンシブエンド/DEフランク・クラークとサンフランシスコ・49ersのラインバッカー/LBディー・フォード)。

残りの2人であるヒューストン・テキサンズのDEジャデベオン・クラウニーと49ersのキッカー(K)ロビー・ゴールドはフランチャイズタグを付与されながらも、将来が分からない状態となっている。また、タグにサイン済みの前述のジャレットには、まだ長期契約締結の可能性がある。

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