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ジェッツDTウィリアムス、トレーニングキャンプ合流に遅れ?

2019年07月20日(土) 00:17

アラバマ大学のクイネン・ウィリアムズ【AP Photo/Michael Conroy】

2年連続でニューヨーク・ジェッツのドラフトトップ指名の選手は遅れてチーム入りすることになるかもしれない。

現地19日(金)朝、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは、全体3位指名のクイネン・ウィリアムスがこの日はチームメイトたちの輪に加わらないかもしれないと報じた。ラポポートによると、チーム側は未契約ながらもウィリアムスが18日(木)に到着できるよう飛行機を手配していたが、彼は便に乗っていなかったという。

ジェッツのルーキーたちは19日にトレーニングキャンプを開始する。ベテラン勢の始動は24日(水)だ。

4月のドラフトでウィリアムスを獲得したのは前ジェネラルマネジャー(GM)のマイク・マッカグナンだった。アラバマ大学出身のウィリアムスは体格に恵まれた選手で、スクリメージラインの後ろでポケットや邪魔なランナーをつぶすポテンシャルを持っている。

ウィリアムスの状況は、昨年の全体3位指名だったサム・ダーノルドと同じ流れをたどるかもしれない。クオーターバック(QB)のダーノルドもすぐには合流せず、いくつか練習を欠席してコーチを驚かせたが、やがて鳴り物入りで登場すると、全ては何事もなかったかのように忘れ去られた。広い視野で物事を見れば、たとえQB――最重要ポジション――であっても、いくつかセッションを休んだぐらいで世界は終わらないことをダーノルドは証明したといえる。しかしながらジェッツにとっては、もしウィリアムスが姿を見せないとなれば一大事だ。

ルーキーたちの契約金には上限が設けられているため、1年目の選手と契約でもめることはまずあり得ない。エージェントたちが権限を持つわずかなエリアといえば、キャッシュフローとオフセットに関する部分ぐらいだ。現段階では何がウィリアムスとの契約を遅らせているのかは明らかになっていない。

ルーキーたちは今日から練習を開始するが、両サイドが細部を煮詰めるまで、大物の名前は参加者リストに現れないかもしれない。

【M】