ペイトリオッツのテイサム・ヒル? QBエトリングがWRに
2019年07月26日(金) 14:58ニューイングランド・ペイトリオッツのクオーターバック(QB)はあまりにも定まっている。そんな状況を受け、ペイトリオッツはQBトム・ブレイディのバックアップの一人を別のポジションに移したようだ。
2年目の選手であるダニー・エトリングが現地25日、QBからワイドレシーバー(WR)にスイッチしたと『ESPN』のマイク・レイスが伝えている。エトリングは木曜日の練習では5番をつけていたものの、キットのカラーはQBのレッドからオフェンシブプレーヤーのホワイトに変わっていたという。
エトリングは「このチームでは誰もがたくさんのさまざまな役割を担っている。それは俺も例外じゃないんだ。自分自身に別の役割を見出すために努力し続けることにエキサイトしているし、コーチに言われたことは何でもやるさ」と語っている。
多面的なプレーができるエトリングは、常に新たな強みを探し求めているビル・ベリチックヘッドコーチ(HC)やジョシュ・マクダニエル攻撃コーディネーター(OC)とって使いやすいピースだ。あるペイトリオッツメンバーは、QBテイサム・ヒルがニューオーリンズ・セインツで果たしているような役割をエトリングがニューイングランドで演じるかもしれないと語った。
「ダニーがさまざまなポジションをプレーできるのは、俺たちがずっと分かっていたことだ。俺はよく、彼のことをジョークでテイサム・ヒルと呼んでいたんだ」と言うのはWRフィリップ・ドーセットだ。
エトリングとヒルはよく似ている。少なくとも物理的には。エトリングは身長約190cm、体重約99.8kgで、ヒルは身長約188cm、体重約100kgとなっている。エトリングがヒルのようにスペシャルチームでもプレーすることになるかは分からないが、ペイトリオッツはエトリングがオフェンスにおいてヒルのような生産性をもたらすことを希望するだろう。
こういったトランジションはペイトリオッツプレーヤーにとって異例のことではない。ケント州立大学からやってきたQBエデルマンはニューイングランドでスターパントリターナーになり、後にWRとしてスーパーボウルMVPを獲得している。また、長らくWRとして活躍してきたトロイ・ブラウンはニューイングランドのセカンダリーが手薄くなった際にディフェンシブバック(DB)としてプレーした。
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