27日（土）にカリフォルニア州オックスナードで始まったダラス・カウボーイズのトレーニングキャンプ初日、チームの中にエゼキエル・エリオットの姿はなかった。

エリオットがカウボーイズの初回キャンプ練習を欠席することは正式に明かされている。

カウボーイズの活動が始まってもなお、エリオットの保留状態は続く。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のジェーン・スレーターは土曜昼前に情報筋の話として、カウボーイズはエリオットに契約延長を申し出ているものの、エリオットのマネジャーがカウンターオファーを提示せずにいると伝えた。

スレーターは先週、カリフォルニアに向かうチームのフライトにエリオットの姿がなく、翌日の金曜日に迎えたキャンプの初日を欠席していると報道。カウボーイズのオーナー、ジェリー・ジョーンズはキャンプインの記者会見でエリオットが「非報告」であることを明かしている。

カウボーイズを率いるジェイソン・ギャレットHC（ヘッドコーチ）は報道陣に対し、エリオットの欠席に関してチームと本格的な対処に取り組まなかったとコメント。スレーターはエリオットの欠席に応じて、ファーストチームではランニングバック（RB）トニー・ポラードが代わりを務めていると伝えた。

エリオットがキャンプを欠席する日数が長くなればなるほど罰金はかさみ、1日あたり4万ドル（約434万円）の負担となるが、ジョーンズはチームがペナルティを科すかどうか直接的には語っていない。

まだルーキー契約であるエリオットのシーズンあたりの平均報酬は623万ドル（約6億7,600万円）で、『Over the Cap（オーバー・ザ・キャップ）』によれば、NFLランニングバックの中では10番目に多い金額だという。しかしながら、これまで過ごした3シーズンのうち2回は獲得ランヤードで上位につけており、パフォーマンスに基づけば低賃金なのは間違いない。

現行契約ではエリオットは2019年に385万ドル（約4億1,800万円）のベースサラリーを手にし、5年2,495万ドル（約27億0,800万円）で交わしたルーキー契約の最終年となる2020年は909万ドル（約9億8,700万円）を受け取る予定になっている。合計金額は現役ランニングバックの中で10位にランク付けされる。

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