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新契約については「心配していない」とカウボーイズWRクーパー

2019年07月29日(月) 12:55


ダラス・カウボーイズのアマリ・クーパー【AP Photo/Ron Jenkins】

ランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットの新契約の交渉が長引く中、ワイドレシーバー(WR)アマリ・クーパーがカリフォルニア州で始まったダラス・カウボーイズのトレーニングキャンプに出席したことはある意味でサプライズだったかもしれない。

サプライズと考えられる理由の中心は、クーパーが2019年に成し遂げたいことを達成する必要があると考えてキャンプに臨んでいること、自らの契約や延長の希望に関して不安を抱いていないことだ。

チームの公式サイトで「ただここにいたかったんだ。自分の契約状況についてはまったく考えていなかった。理由はよく分からないけど、ダック(プレスコット)からのボールをキャッチしたり、ランニングルートだったり、そのためにここにいたいと思っている。今シーズンに自分が達成したいと思っていることを成し遂げる助けになると思うから、必要なことだと思う」と話したクーパー。

おそらく、その理由は単純にダラス・カウボーイズでのフルシーズンの見込みがあるからだろう。

オークランド・レイダースからトレードでNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区を制したカウボーイズに加入したクーパーはクオーターバック(QB)プレスコット率いるオフェンスを活性化させている。

7試合とかけずして、レシーブ725ヤード、53回のキャッチで6回のタッチダウンを記録したクーパーは「メディアの方が、俺が考えている以上に考えてしまっている気がする。俺は単に当然のこととしてやっているだけだし。オフシーズンだろうとなんだろうと、俺にはたいしたことじゃない」とも話した。

才能あふれる25歳のクーパーにとって“ビッグディール(大規模な契約)”が“ビッグディール(たいしたこと)”ではないと考えるのは難しい見方だが、一方で、クーパーは自らの窮地を、ホールドアウト中のエリオットやロサンゼルス・チャージャーズのRBメルビン・ゴードンらと同じとは考えていないようだ。

5年間にわたるルーキー契約の最終年を迎えるクーパーは基本給が1,390万ドル(約15億0,900万円)で、エリオットやゴードンよりも異なるポジションでのプレーが可能だ。

「人が違えばストロークも違う。彼らの状況は俺と違っているしな。俺は5年目のオプションがあるし、自分がプレーする場所でかなりの金額をもらうことになる。ただ、ランニングバックのポジションは、メルビンは親しい友人の1人だし、彼が言うには今年にプレーする契約はちょっと・・・本当にたいしたことがないんだってさ。象にピーナッツを与えるようなもんだって。一人ひとりの状況が違っているのさ」

つまり、クーパーはカウボーイズの中で自らのケミストリーを構築しており、短かったダラスでの2018年シーズンを、オフシーズンをフル活用することで前進させようとしているのだ。

新たな契約についてクーパーは「俺は楽観的に考えている。いずれにせよ実現するものだってね。今日かもしれないし明日かもしれないし、いずれそうなる。自分が痛い目に合うとかそんなことは全く心配していないし、そうなることはない。そんなふには考えていないだけさ」と付け加えた。

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