ペイトリオッツDEベネット、キャンプ参加の遅れは“家庭の事情”
2019年07月30日(火) 10:53開始から遅れること数日、ディフェンシブエンド(DE)マイケル・ベネットがニューイングランド・ペイトリオッツのトレーニングキャンプに到着した。
しかしながら、(少々ミステリアスなところがありながらも)数日の不在については説明がなされており、問題ないようだ。
現地28日(日)、ベネットはこの4カ月間で、そして、5巡目ピックと引き換えにフィラデルフィア・イーグルスからトレードされて初めて、パッドを装着した練習にペイトリオッツのメンバーとして参加した。
ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックがベネットの不在を個人的な理由だと説明する中、真相については憶測が飛び交っていた。
ベネットは『Associated Press(AP通信)』に「引退なんてしていない。皆が、俺が引退だって言うのを聞いて、家で笑っていたんだ。ケアしなければならない家庭の事情があっただけだよ」と語っている。
欠席の理由についてそれ以上語らなかったベネットだが、なぜ報じられるようにハワイからボストンまで深夜便で駆けつけたのかについてはこう述べている。
「このゲームが大好きだって、チームメイトに証明したいだろ。俺はこのゲームの中で成長してきた。20年以上も、このゲームが俺の人生の一部だった。だから、フィールドに出るたびに、そして自分を信じてくれるチームメイトがいるたびに、俺はそこへ出ていって、あらゆる瞬間に自分ができる限りハードに行くと証明することだけを望んでいる」
兄のタイトエンド(TE)マーテラスもかつてベリチックHCの下でプレーしていたベネット。33歳にして10シーズン目を迎え、ここ3シーズンで4つ目のチームに所属しているベネットは、自分の個人的な状況へのベリチックHCの対応に深く感謝している
「自分を単なるメンバーとしてではなく、人間として見てくれるコーチに会えるのはいいことだ。問題を抱えているなら、彼のところに行ってどうなっているか話をし、対応してもらうことができる。そうなれば、自分を信じ、家族のケアをさせてくれるコーチのために、もっとハードにプレーしようと思うんだ」
少々のミステリーと憶測の後、ベネットはペイトリオッツのトレーニングキャンプに到着した。ベネットには新天地で自らの役割を果たす準備ができおり、引退には程遠い。
「俺は長い間、何であれやめたことがないんだ。娘とのチェッカー(ボードゲーム)でさえ、俺がやめることはないのさ」とベネットは話した。
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