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レイブンズがKベドビックをバイキングスにトレード、見返りはドラフト指名権

2019年08月12日(月) 05:55


ボルティモア・レイブンズのコーア・ベドビック【AP Photo/Gail Burton, File】

ノルウェー人キッカー(K)コーア・ベドビックがミネソタ・バイキングスに加わることになった。

ボルティモア・レイブンズは現地11日(日)に25歳のベドビックをバイキングスにトレードに出すことを発表。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによれば、バイキングスは代わりに2020年ドラフト5巡目指名権を譲るようだ。

ベドビックはプレシーズン初戦となったジャクソンビル・ジャガーズ戦で55ヤードのムーンショットを含む4回のフィールドゴールを決め、50ヤード以上のパントも2回記録している。ただ、レイブンズはキッカーにもパンターにも空きがなく、すでにオールプロのKジャスティン・タッカーとベテランパンター(P)サム・クックを擁している。

ミネソタに向かうことになったベドビックはKダン・ベイリーやPマット・ワイル、あるいは両方と先発の役目を争うことになる。

日曜午後に開かれた囲み取材中にトレードが発表されたにもかかわらず、バイキングスのヘッドコーチ(HC)マイク・ジマーはベドビック獲得を認めようとせず、報道陣に「どうやって知った?」と問うほどだった。また、ベイリーとワイルがポジションを争う必要はあるのかと聞かれてなお、ジマーは態度をはっきりさせていない。

「そうはならないのではないかな。もし実際にトレードしたとして、われわれがそうする場合はより優れた選手を獲得するためだ」

一方、レイブンズのジョン・ハーボーHCは今年3月、ベドビックが「トレードするに十分優れたキック」を見せてくれることを願っていると明かしていた。

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