ジャイアンツWRテイトの上訴は却下、4戦の出場停止へ
2019年08月14日(水) 09:434試合の出場停止処分に対するワイドレシーバー(WR)ゴールデン・テイトの上訴はNFLによって却下された。
ニューヨーク・ジャイアンツは現地13日(火)、リーグのパフォーマンス向上薬に関する規定違反によって、べテランWRのテイトが2019年開幕からの4戦で報酬なしの出場停止処分を科されたと発表した。
テイトに出場停止処分が科される可能性については先月末に分かっていた。当時、プロ10年目のテイトは声明を出し、一件は不妊治療の専門家による処方に端を発すると述べている。この薬がNFLの禁止薬物リストにある成分を含むことを知ったテイトは、薬物検査に引っかかったことを知る前に、すぐさま自分自身で状況をNFLに報告したという。
議論の末、リーグは一切を容認しない姿勢を貫いている。
テイトはプレシーズンの全ての試合および練習に参加できる。ジャイアンツのアクティブロースターに戻ることにできるのはチームが第4週のワシントン・レッドスキンズ戦を終えた後の現地9月30日(月)だ。
チームは上訴却下を想定していたとは言え、既に負傷によってダメージを受けているジャイアンツWR陣にとって大打撃だったことに変わりはない。スターリング・シェパードは親指の骨折を抱えながらプレーしており、コリー・コールマンはACL(膝前十字靭帯/じんたい)損傷で今季絶望となった。さらに、控えのWRにも負傷者が出ており、アンバ・エタ・タオが今週になってアキレス腱を断裂している。
テイトを欠いた状態でシーズン開幕を迎えるのは、新人クオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズをできるだけ長く退けておきたいと願うQBイーライ・マニングにとって歓迎せざる状況だろう。
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