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ブロンコス、新人をクレイジーな髪型にする伝統に別れ

2019年08月14日(水) 12:02


デンバー・ブロンコスのチアリーダー【AP Photo/Jack Dempsey】

レコードショップに別れを告げたデンバー・ブロンコスは、理髪店とも決別しようとしている。

トレーニングキャンプで音楽を禁止してからほぼ1カ月、ブロンコスの1年目ヘッドコーチ(HC)であるビック・ファンジオは現地13日(火)に、遵守すべき新たな決まりを宣言した。長く続いてきた、ルーキーをクレイジーな髪型にする伝統を禁じたのだ。

『The Athletic(ジ・アスレチック)』によれば、ファンジオHCは「ただ正しいとは思わないだけだ。わたしはしごきの効果を信じていない」と話したという。

「とどまっている伝統もある。彼らがチームの前に出て、毎晩ちょっとした寸劇をするとかね。ルーキーが誰かのパッドをフィールドから運ぶかもしれないし、ドーナツを持ってくるとか、朝食を持ってくるとか。だが、身体的なものはだめだ」

ハーフタイムにソーシャルメディアをチェックできるような世界では、音楽を禁じた決断は一部の選手を逆なでしたことだろう。だが、これまでにファンたちが目にしてきたヘアカットを踏まえれば、最新のニュースは、たとえば2019年のブロンコスルーキー陣らからの支持を得るはずだ。

しぶしぶ2018年の儀式に参加していたラインバッカー(LB)ブラッドリー・チャッブは、リベンジの機会を失った心境を『9News』にこう語っている。

「何だよ、去年の俺の髪型を見たろ。今年は誰かの頭をめちゃくちゃにしてやりたかったのに。でもいいさ。髪は伸びたから、もう、そんなに躍起になることはないね」

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