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ジェイ・Z率いるロック・ネイションがNFLと提携

2019年08月14日(水) 15:42


ジェイ・Z【Photo by Greg Allen/Invision/AP, File】

ラッパーにして起業家である“ジェイ・Z”ことショーン・カーターが設立したエンターテイメント企業『Roc Nation(ロック・ネイション)』がNFLと複数年のパートナーシップを結び、NFLのライブ体験向上や、社会正義を目指すリーグの努力の試みの強化を図る。

今回の合意の一部として、ロック・ネイションはスーパーボウルをはじめとするNFLの主要なパフォーマンスにおけるアーティスト選考にアドバイスを行う。このパートナーシップにおいて大きな部分を占めるのがNFLの“Inspire Change(インスパイア・チェンジ)”を含め、フットボールと音楽を通じてコミュニティーを育成、強化していくことだ。

NFLは選手たちとの2年以上にわたる取り組みを経て、今年初めにインスパイア・チェンジを設立した。この試みは、機会平等を目指すプログラムや取り組みをサポートしていくものだ。

カーターは「世界的な広がりとともに、ナショナル・フットボール・リーグには全国に変化を呼び起こすプラットフォームと機会が備わっている」と話している。

「ロック・ネイションはエンターテイメントと変化の実現が相互に排他的な考えではないことを示し、それらを融合してきた。このパートナーシップはアメリカ中のコミュニティーの骨組みを強化するものだ」

また、ロック・ネイションはNFLと共に、さまざまな取り組みのために複数の音楽ストリーミングサービスを通じてコンテンツを製作、配信していく。NFLのコミッショナーであるロジャー・グッデルは次のように述べた。

「ロック・ネイションはエンターテイメントにおいて最も世界的な影響力を持ち、インパクトのある組織だ。NFLとロック・ネイションは意義ある社会変化をわれわれの国全体に鼓舞していくというビジョンを共有している。われわれはロック・ネイションとのパートナーシップに興奮しており、共にわれわれのコミュニティーに変化を生み出していくことを楽しみにしている」

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