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引退後のコーチ転身に興味はないとQBブレイディ

2019年08月16日(金) 13:47


ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/Paul Sancya】

粉骨砕身の人として知られ、企業のCEOのように入念に準備し、たいていはロッカールームで最もスマートな男であるトム・ブレイディ。そういった特徴を踏まえれば、ブレイディは選手生活を終えた後に興味深いNFLコーチになりそうだ。

だが、その可能性はない。

『NBC Sports Boston(NBCスポーツ・ボストン)』によれば、現地15日(木)にテネシー・タイタンズとの合同練習を終えたニューイングランド・ペイトリオッツのクオーターバック(QB)ブレイディは、前述の話題に触れられて「いや、絶対にないね。僕がコーチすることは決してない。プレーで十分さ」と話していた。

話がこのトピックにおよんだのは、ブレイディの元チームメイトであるマイク・ブラベルがヘッドコーチ(HC)としてタイタンズのサイドラインをパトロールしていたのを受けてのことだ。20年をNFLで過ごし、6つのスーパーボウルリングを手にしているブレイディには、望めばすぐにコーチ職が手に入るだけのコネクションと栄誉があるはずだ。

しかし、いったんボールを投げ終えれば、GOAT(グレイテスト・オブ・オール・タイム/史上最高)と称されるブレイディのフットボール生活も終わりのようだ。コーチという仕事より、家族やTB12のブランドを含むビジネスベンチャーの方が魅力的だとブレイディは明示してきた。そもそも、ブレイディにはもうこれ以上稼ぐ必要はない。

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