コルツがQBブリセットと2年約31億円の契約、QBホイヤーも加入
2019年09月03日(火) 09:142週間前、インディアナポリス・コルツはフランチャイズクオーターバック(QB)としてアンドリュー・ラックに惜しみなく投資していた。今、チームはラックなき未来に投資しようとしている。
コルツが最近スターティングQBとなったジャコビー・ブリセットと3,000万ドル(約31億9,000万円)に値する2年契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に報じた。また、ブリセットにはサイン時に2,000万ドル(約21億2,000万円)が保証されるという。
ブリセットはルーキー契約の最終年である4年目に入り、2019年には200万ドル(約2億1,000万円)を受け取ることになっていた。新しい契約によって、ブリセットは2020年までチームとの契約下にあることになる。
ブリセットの契約について報じられる直前には、コルツがジャーニーマンのシグナルコーラーであるブライアン・ホイヤーと3年1,200万ドル(約12億7,000万円)の契約を結んだことが明らかになっていた。
33歳のホイヤーはニューイングランドからピッツバーグ、アリゾナ、クリーブランド、ヒューストン、シカゴ、サンフランシスコを経て再びニューイングランドに戻り、チームを渡り歩くことで11年というキャリアを過ごしてきた。今回の契約でホイヤーはNFLで8つ目のチームに所属することになる。キャリアを通じ、ホイヤーは37戦で先発の役割を担ってきた。
ラックなきQBルームの未来を守るため、コルツは迅速に動いている。8月24日に引退表明したラックの即興の引退セレモニーの中で、ラックもコルツ幹部もブリセットが今後の先発QBを務めていくことに自信を示していた。
2016年のドラフト3巡目でニューイングランド・ペイトリオッツによって指名されたブリセットは、異例のルートで2度目のNFLとの契約を手にしている。ルーキーイヤーにトム・ブレイディとジミー・ガロポロの代役を務めたブリセットは、2017年シーズンを前にラックが結果としてシーズンを終わらせる負傷となった肩のケガに苦しんでいるインディアナポリスによって獲得された。シーズン第1週の後にスコット・トルジーンから先発の役割を引き継いだブリセットは15試合に先発し、パス成功率58.8%、3,098ヤード、タッチダウン13回、インターセプト7回という成績を残している。
ラックがカムバックを果たした2018年には控えとなったブリセットだが、今回はその後継者となった。最初の試練はこれから1週間足らずで行われるロサンゼルス・チャージャーズとの試合でやってくる。
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