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4人の新人パスキャッチャーが初戦で100ヤード突破

2019年09月12日(木) 15:31

デトロイト・ライオンズのT.J.ホッケンソン【AP Photo/Darryl Webb】

ルーキーパスキャッチャーといえば、大学からプロの世界にやってきて苦戦するのが伝統だ。

スピードの違い、より繊細なルート、優秀なディフェンダーが、歴史を通じてプロの世界での洗礼となってきた。

しかし、2019年の第1週に4人のルーキーがその習いを破ってみせた。

ボルティモア・レイブンスのワイドレシーバー(WR)マーキス・ブラウンはキャッチ4回で147ヤード、タッチダウン2回をマーク。デトロイト・ライオンズのタイトエンド(TE)T.J.ホッケンソンはキャッチ6回で131ヤード、タッチダウン1回。ワシントン・レッドスキンズのWRテリー・マクローリンはキャッチ5回、125ヤード、タッチダウン1回を決めている。そして、テネシー・タイタンズのWR A.J.ブラウンはキャッチ3回で100ヤードを獲得した。

『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、3人以上のルーキーがデビュー戦で100ヤード以上稼ぐのはNFL史上初めてのことだという。

TEがデビュー戦で記録したヤード数として、ホッケンソンの131ヤードは1960年9月25日にモンティー・スティックルズが記録した123ヤードを抜いて歴代トップとなっている。実力をいかんなく発揮できるまでに1シーズンから2シーズンかかるのが通例のポジションにおいて、ホッケンソンのパフォーマンスはライオンズオフェンス陣において大きな役割を果たすだろう。

WRたちもビッグプレーの可能性をのぞかせている。

この4人組が毎週活躍できるわけではないだろう。いつか苦戦する日がくるのは必至だ。だが、輝かしい将来性が備わっているのも確か。そして、それはこの4人組をほぼ5人組にしそうなシアトル・シーホークスのWRであるD.K.メットカーフ(キャッチ4回、89ヤード)も同じことだ。

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