大敗を喫して答えを探し求めるブラウンズ
2019年10月08日(火) 16:45クリーブランド・ブラウンズがマンデーナイトでサンフランシスコ・49ersに31対3の大敗を喫した後のヘッドコーチ(HC)フレディー・キッチンズの言葉ほど、人生の真実を含む言葉は多くない。キッチンズHCはそっけなくこう語っている。
「当たり前だが、われわれが望んでいた結果ではなかった。世界中の賛辞をサンフランシスコに送るべきだな。彼らはゲームのあらゆる側面でわれわれを打ちのめした」
その敗北の大きい部分を占めるのはディフェンス面だが、ブラウンズではよくあることとして、人が話題にするのはオフェンス陣、主にこの試合がシーズンワーストの結果となったクオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドについてだ。
またも安定さにかけるゲームを終えたメイフィールドは、最も顕著な問題だと思われる点についてこう語った。
「それが今の僕らの最大の問題のようだけど、あれだけの技量のチームと対戦しているときに止まってしまえば、成功を収められるわけはない」
ルーキーのニック・ボサ(サック2回、QBヒット5回)がリードする49ersの容赦ないパスラッシュを前に、メイフィールドはパス22回中8回成功、100ヤードを記録するにとどまっている。また、ロストファンブル1回と2回のインターセプトをすべて前半で喫した。
「オフェンス面でミスやターンオーバー、ドロップ、ペナルティがあってはいけない。そういったものが重なった。われわれはあまりにも多く、自分の足元を撃ちすぎたのだ。メンタル面でもっと良い仕事をしなければいけないのは明らかだし、コーチングでももっとうまくやらなくてはならない。あたかも毎日が初日であるかのように、続けていかなければならないのだ」とキッチンズHCは言う。
ブラウンズがすべきことの後ろにどんな答えが待っているかは誰にも分からないが、少なくともオフェンシブ面の解決はキッチンズHCとメイフィールド次第だ。2人の言葉から希望を汲み取るなら、“もっとうまくやること”が最も重要で最もシンプルなメッセージになるだろう。
「パニックボタンを押してなんかいないよ。僕らは問題を把握していると思う。自分たちがもっとうまくやらなきゃならないって分かっている。ただ、もっとよくやらなきゃいけないだけなんだ」とメイフィールドは話した。
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