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PIリプレー制は期待通りに機能しているとグッデルコミッショナー

2019年10月17日(木) 15:46

フィールドに置かれたフットボール【Aaron M. Sprecher via AP】

今週にフロリダでNFLオーナーらを迎えて行われている秋季リーグミーティングでは、ルールに関する話題が継続して取り上げられている。

マンデーナイトの試合が終盤の2件のコールのうち1件はファウルではなかったと後に分かるという問題の終わり方をしたのを受け、NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは現地26日(水)に、NFLオフィシャル部門上級副社長のアル・リベロンとその他のスタッフたちが問題を解決するとの自信を見せた。

「滞りない審判は常にわれわれのフォーカスにある」とグッデルは語った。

「ジョークだが、冗談ではない部分もある。40年近くやってきて思うのは、いつだってそこに強くフォーカスが置かれる期間が2週間か3週間あるものだ。しかし、聞いてほしい。後になって審判について人々が話し合うような試合は決して見たくないものだ。2つの優れたフットボールチームによる素晴らしい試合があり、彼らのプレーの質の高さが多くの人々を心から驚かせる。タフな世界だ。そういった状況にあるのは、タフなことだ。だからこそ、われわれはオフィシエイティングを改善するためにあらゆることを継続していかなくてはならない。アルと彼のチーム、トロイ(ビンセント/NFLフットボール運営部門上級副社長)、そして全員が可能なときにテクノロジーを用いつついかにオフィシャルの準備を整えるかというところにフォーカスし続けている。だが、これはスポーツだ。こういうことはあらゆるスポーツで起こる」

2019年の序盤6週にわたってオフィシャルについての疑問が湧き上がっており、ホールディングのペナルティがあまりに多いことや、リプレーが試合の流れを止めることに不満の声が上がっていた。

これらすべての問題に通底するのが、パスインターフェアランスのリプレーレビュー制への疑問だ。この新ルールはヘッドコーチらを混乱させ、リベロンとそのクルーたちがコールをひっくり返すにはあまりにも高い基準があるように見える。

グッデルは水曜日、オフシーズンまで行けばその基準は予期される範囲に収まるとの考えを示した。グッデルは次のようにコメントしている。

「2月から3月を振り返ってみればよく分かるように、われわれはこの部分にかなりの時間を割いてきた。コーチたちが非常に強く感じている部分だ。彼らはリプレーがすべてのインスタントリプレーやパスインターフェアランスのコールを訂正するものではないと理解していると思う。過剰な審判を目指しているわけではなく、パーフェクトにしようと努力しているわけでも、そうなる可能性があるわけでもない。そして、これらのプレーを再審判するわけでもない。ゆえに、はっきりと明確なエラーを正すというのが思考プロセスだった。だからこそ、数字がそれを反映していると思う。仮にきわどいところで、はっきりして明確な証拠がない場合、フィールドでコールされた内容がそのままとどまる。データがそれを支持していると思う。それがわれわれの予期し、コーチたちが予期していたところだろう。だが、ルール変更があったときにはいつでもそうであるように、順応期間というものがある。また、皆が試して、どうなるかを見てみる期間というものがある。したがって、コーチたちはどういったタイプの変更がなされるのか、オフィシャルが変更をするのかどうかを、トライを通して確かめている。われわれが予期していた範囲に落ち着くと考えている」

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