プロボウルに選出されたワイドレシーバー（WR）エマニュエル・サンダースが西のディビジョンリーダーの元へ向かう。

サンフランシスコ・49ersが3巡目と4巡目の指名権と引き換えに、デンバー・ブロンコスからサンダースと5巡目ピックを受け取ると『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイク・ガラフォロが報じた。チームも後にこの動きを公式に認めている。最初に報じたのは『9News（9ニュース）』だった。

サンダースはAFC西地区最下位タイで2勝5敗と苦戦し、明らかに手持ちの選手を売出し中のブロンコスを後にする。“ワールド・オブ・サック”を離脱したサンダースが向かうのは、今季のNFLで無敗をキープしている2チームのうちの一つであり、NFC西地区のトップにつける6勝0敗の49ersだ。

サンダースの加入によって49ersは大部分が若く、ケガを負っているWR陣にベテランの力を得ることができる。

サンダース獲得はクオーターバック（QB）のジミー・ガロポロ率いる49ersオフェンス陣にとってすぐに有効な後押しであり、ジェネラル・マネジャー（GM）のジョン・リンチとチームが一丸となって自分たちのディビジョンリーダーかつポストシーズンの有力候補という状況を受け入れている証だ。

6シーズンにわたってデンバーに在籍したサンダースはプロボウルに2回選出され、2014年から2016年にかけて3年連続で1,000ヤード超えを記録している。

サンダースの2018年シーズンはアキレス腱断裂によって短く終わっていた。今となっては運命的でもあるが、サンダースがプレシーズンに復帰した際の対戦相手が49ersだ。レギュラーシーズンが中盤に差し掛かった今、サンダースはその時の対戦相手の元で新たな一歩を踏み出そうとしている。

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