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Sアダムスのトレードには動いていなかったとジェッツGM

2019年10月30日(水) 13:21


ニューヨーク・ジェッツのジャマール・アダムス【AP Photo/Bill Kostroun】

トレードが期限を迎える中で、最も興味深かったものの一つが、成立しなかったトレードだった。

1勝6敗のニューヨーク・ジェッツはワイドレシーバー(WR)ロビー・アンダーソンやランニングバック(RB)リビオン・ベル、セーフティ(S)ジャマール・アダムスらのビッグネームをトレードする話し合いを進めているのではないかとうわさされていた。結局、現地29日16時を迎えた段階で、その一人としてトレードされることはなかった。

しかしながら、そのうちのある選手は火曜日に行われた話し合いに含まれたことに対する怒りを収めていない。

ジェッツのジェネラルマネジャーであるジョー・ダグラスがトレード期限後にアダムスやその他うわさされた選手たちをトレードにかけてはいなかったと明言した会見後、アダムスはダグラスが自分をトレードに出そうと”裏切っていた“と『Twitter(ツイッター)』で述べている。

「俺がニューヨーク・ジェッツからのトレードを要請したという報道は完全に誤りだ」

「先週の終わり、俺はGMとゲイズコーチと話し合い、彼らに俺はニューヨークにいたいと言った。昨日、俺はエージェントからGMが俺を裏切り、よそのチームに俺を売りに出していたと聞いた。俺がここにいたいと話した後にもだ! クレイジーなビジネスさ」

アダムスがツイートした頃に『ESPN』の“The Michael Kay Show(マイケル・ケイ・ショー)”に出演していたダグラスは、アダムスのコメントを受けてジェッツが積極的にトレードに動いていたとの見方を再び否定した。

「この件は単純なミスコミュニケーションだと思う。誰かが彼に、私が彼をトレードに出そうとしていると言ったのだろうが、それは真実ではない。私はジャマールを売りに出そうとはしていなかった。だから、ただジャマールと話せばよい問題だと思う。今日はトレードトークを行っていると公にリークされた他の多くの選手と話し合った。彼らと個人的に話し、彼らに私があなた方に話したことをそのまま知らせることができた。そこに話し合いがあったとね」

「各チームが言わなければならないことに私は耳を傾けた。結局のところ、われわれはその位置にいなかったのだ。われわれは1勝6敗で、自分たちが望む位置にいない。選手たちを特売に出すような位置ではない」

アダムスの批判的なツイートについて尋ねられたダグラスは「個人攻撃だとは思っていない。もう言ったように、単純なミスコミュニケーションだと思う。誰かが彼に誤ったことを伝えたのでは。繰り返すが、それは正しくない。そして、われわれは誰にも電話していない。ジャマールを売りに出してはいなかった。それは皆さんに約束できる。個人攻撃だとは捉えていない。単純に、ジャマールに連絡してコミュニケーションを取ればいい話だ」と答えた。

ダグラスとジェッツは現地火曜日にアダムスのトレードに関してダラス・カウボーイズと連絡を取っていたと報じられている。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとジェーン・スレーターは1巡目と2つの2巡目指名権でジェッツは喜んでアダムスをトレードに出すだろうと述べていた。しかし、スレーターによればカウボーイズの方は1巡目が1つと、ドラフト3日目の指名権を1つしか手放したがらなかったという。

「私としては、繰り返すが、私が育ってきたこのオーガナイゼーションの中の立場から言わせてもらうと、それがフランチャイズクオーターバックではない限り、全ての選手についてかかってくる電話に耳を傾けなければならない」とダグラスは言う。

「われわれはこういった電話に耳を傾ける状況にあった。クレイジーな要求はなかった。“これが得られないなら何もなしだ”という感じではない。“選手Aに対するベストオファーは?”という感じだ。それは複数の選手に言えることで、ジャマールだけではない。そして、われわれに提示された全てのオファーが、選手の価値に到達、もしくはそれを超えることがなかったと感じている」

ジェッツでの3シーズン目を迎えているアダムスは守備陣のキャプテンを務めており、チームの中心だとみなされている。ルーキー契約があと1年残っている状態だが、ジェッツが5年目オプションを有効にすれば、アダムスは2021年までチームにとどまることになる。昨シーズンに初めてのプロボウル選出を果たしたアダムスは、今季の7戦全て先発し、ピック6が1回、パスディフェンス5回を記録した。

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