批判をシャットアウトすべくTVを消すベアーズQBトゥルビスキー
2019年11月07日(木) 14:51シカゴ・ベアーズのクオーターバック(QB)ミッチェル・トゥルビスキーは先日、外から見た自分の印象がチームメイトにどう影響を与えるかについて理解を深めるため、敗戦の録画を見ていると語っていた。
そんなトゥルビスキーだが、今はテレビのスイッチを完全に切っておきたいようだ。
3勝5敗のベアーズはコンペティティブなNFC北地区において最下位となっている。2018年にこの地区で優勝したベアーズは、今年もそうなるのではないかと最初は考えられていたのだ。実際には、何とか切り抜けようと苦戦する中で、フラストレーションを感じさせるような敗北を喫してきた。
ふるわぬフィールド上のリザルトによって、現場を離れたところでは大量の批判が起こる。トゥルビスキーはそういったものを聞きたくないのだという。
「それについてはとてもうまくやってきた」とトゥルビスキーは言う。
「チームのビルの中でそういうテレビを消そうと頑張った。あまりにも多くの人間がテレビで僕らのことや彼らの考え、そして僕らがどうするべきか、僕らが何であって、何でないかを話していたから。でも、彼らは僕らのことを知らないし、人として何ができるか、僕らが何を進めているか、何を考えているかを知らない。それが外側からの見方なんだ。だから、視野を狭めてイヤーマフをし、ただ毎日の仕事にいってより良くなり、自分たちにできると知っていることに戻ろうと努めるだけ」
昨シーズンのベアーズは他を圧するディフェンス陣で成功できることを証明し、オフェンスも勝利をつかむのに十分な仕事をしていた。トゥルビスキーは2018年にパサーレーティング95.4、タッチダウン対インターセプト比を24対12としている。
しかし、今年のトゥルビスキーはそれほどの成果を残せず、ベアーズは昨年の成功から遠ざかっている。
トゥルビスキーの数字は7試合でパサーレーティング80、タッチダウン5回、インターセプト3回となっている。シカゴの苦戦はシーズン第5週から始まっていると見る者もある。このとき、トゥルビスキーは肩を負傷してプレーできなかった。トゥルビスキーが戻ってきてから、ベアーズは3連敗を喫したのだ。
今、問題を起こしているのはテレビなのか、平均を下回るプレーなのか? ベアーズにコントロールできるのは後者だけであり、トゥルビスキーはその改善に取り組んでいると語っている。テレビを消してもどうにもならないかもしれないが、チームが内面を見つめ、立て直すためには必要なことなのかもしれない。
今週、ベアーズは自分たちよりやや上を行く3勝4敗1分のデトロイト・ライオンズと対戦する。
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