ペイトリオッツがOLウインをアクティブに
2019年11月20日(水) 10:00フォックスボローが待ち望んでいたオフェンシブライン(OL)の助けがやってくる。
タックル(T)アイゼイア・ウインが戻ってくるのだ。
ニューイングランド・ペイトリオッツがウインを故障者リザーブからアクティブにしたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが情報筋の話を元に伝えた。チームは後にこの動きを認め、同時にワイドレシーバー(WR)ガナー・オルシェスキーがIRリスト(故障者リスト)入りしたことを明かしている。
2018年ドラフト1巡目で指名されたウインは今後のペイトリオッツで長きにわたってレフトタックル(LT)を務めていくことが期待されていた。デビューイヤーはプレシーズンに負ったアキレス腱断裂によってIRリスト上で過ごしている。その間、ウインはベテランのトレント・ブラウンや長い間OLコーチを務めているダンテ・スカーネッキアらから学ぶことに時間を費やした。ブラウンがフリーエージェントとしてオークランド・レイダースへ移った2019年、ウインの時代がやってくる。しかし、かかとの負傷によってそれも2試合でストップしてしまった。
ウインはクオーターバック(QB)トム・ブレイディを守り、先月に調子の落ちていたペイトリオッツのラッシングアタックを助けるべく、ラストスパートに間に合うように戻ってくる。実際にそれができるかの保証はないが、それでも代役を務めているベテランのマーシャル・ニューハウスよりも良い選択肢になるだろう。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によれば、ニューハウスはNFLのオフェンシブラインマンの中で113位となっている。また、スナップ100回以上でプレーしたタックルの中では74位だ。
ウインの方が優れた数字を残しているのはもちろんだが、率直に言ってそれらとは無関係にその復帰自体がチームを鼓舞するだろう。ウインは未来を示す存在であり、そこにはほぼ常に希望が伴う。ペイトリオッツファンはウインがチームを泥沼から救い出す存在になると期待していることだろう。
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