バイキングスHCジマー、大逆転を実現したQBカズンズを称賛
2019年11月20日(水) 11:56現地17日(日)、クオーターバック(QB)カーク・カズンズを疑う者たちは指の関節を鳴らし、咳払いをしてこのQBを糾弾する準備を整えていた。それはミネソタ・バイキングスがさんたんたる前半戦でデンバー・ブロンコスに20対0という大差をつけられていたときのことだった。
しかし、後半に入ってカズンズはそんな面々の口をふさぎ、チームを27対23での勝利に導いている。
ヘッドコーチ(HC)マイク・ジマーは月曜日にチームの公式ウェブサイトで「ファンタスティックなプレーだった。おそらく、彼がここに来て以来ベストのプレーだっただろう」と述べた。
最初の2クオーターで58ヤードを投げ、パサーレーティング86.8、ファンブル1回となっていたカズンズは後半に入ってブロンコスディフェンス陣を急襲し、261ヤードを稼ぎだしてタッチダウン3回、ターンオーバー0回、パサーレーティング153.5という数字をマークした。
カズンズは今、キャリアベストの調子を継続している。カズンズは163回のパスアテンプトで一度もインターセプトされておらず、これは今季のNFLで最長の記録にあたる。シーズン第5週以来、カズンズはタッチダウンパス18回に対してインターセプトは1回にとどめてきた(比較対象となる33選手中1位)。試合平均288.7ヤード、パサーレーティグ126.5はリーグトップで、この期間を通じてバイキングスは6勝1敗を記録。カズンズはこれらの戦績の多くをお気に入りのレシーバーであるアダム・シーレンと共に成し遂げてきた。
そんなカズンズを前に、懐疑論者たちは口を閉ざしている。カズンズはプライムタイムで勝利し、ホームでの勝つべき試合に勝利した。そして、大差をつけられたチームを勝利へと導いたのだ。
『Pioneer Press(パイオニア・プレス)』によればワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスは試合後「彼をもっと評価すべきだよ。彼がうまくプレーしていないときにあんたがたは彼にキツイけれど、彼は自分にできる全てをやっている。あの試合の中で、彼が俺たちを勝利へと連れ戻してくれた」と語り、次のように続けたという。
「彼はほめられて然るべきだと思う。一人の、俺たちのクオーターバックとして、彼は俺たちを(日曜日に)導いたし、全ての試合で俺たちを導いている。彼はすごくうまくプレーしているんだ」
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