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ブラウンズDLオーガンジョビーの出場停止処分は覆らず

2019年11月21日(木) 10:41

クリーブランド・ブラウンズのラリー・オーガンジョビー【AP Photo/David Richard】

クリーブランド・ブラウンズのディフェンシブラインマン(DL)ラリー・オーガンジョビーの1試合の出場停止処分は上訴担当官のジェームス・スラッシュによって支持されたとNFLが現地20日(水)の午後に発表した。

オーガンジョビーは11月14日に実施されたブラウンズとピッツバーグ・スティーラーズの試合終盤で起こった小競り合いへの関与によって先週金曜日に出場停止処分を科されていた。リーグの声明では、オーガンジョビーへの1万527ドル(約114万円)の追加罰金についてはスラッシュが撤回したと述べられている。

この裁定が下されたのはオーガンジョビーがスラッシュとのヒアリングに出席してから2日後のことだった。スラッシュはブラウンズのディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレットの上訴に対するヒアリングも水曜日に行っている。NFLの声明によれば、ギャレットへの裁定は今週中に下される見込みだ。

スティーラーズのオフェンシブラインマン(OL)モーキス・パウンシーの上訴については火曜日に上訴担当官デリック・ブルックスがヒアリングを行っており、これに対する裁定も今週中に出る見通しだと声明に記されている。

パウンシーは3試合の出場停止処分を受けた。ギャレットは少なくとも今季の残り試合とポストシーズンにおよぶ無期限の出場停止処分を言い渡されている。

スティーラーズのクオーターバック(QB)メイソン・ルドルフは罰金を科される見込みだが、出場停止処分は予想されていない。

21対7でブラウンズがスティーラーズに勝利した試合において、ギャレットが終盤にルドルフにレイトヒットしたことが発端でいさかいが始まり、ルドルフがギャレットのヘルメットを引っ張ったのを受け、ギャレットもルドルフのヘルメットに手をかけた。制止されているギャレットから自分のヘルメットを取り戻そうと近づいたルドルフに対し、ギャレットがそのヘルメットを振り回し、これがルドルフの頭部に当たっている。

その後の乱闘でオーガンジョビーが背後から押した。パウンシーは倒れたギャレットを繰り返しパンチし、キックも繰り出している。ギャレット、オーガンジョビー、パウンシーは退場を言い渡されていた。

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