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乱闘はNFLやスティーラーズの基準に届いていなかったとQBルドルフ

2019年11月21日(木) 11:48

ピッツバーグ・スティーラーズのメイソン・ルドルフとクリーブランド・ブラウンズのマイルズ・ギャレット【AP Photo/David Richard】

試合後にマイルズ・ギャレットの自分に対する振る舞いを”二流“と表現してから1週間近くがたち、クオーターバック(QB)メイソン・ルドルフの口調には後悔が滲んでいた。

現地20日(水)の練習前に行われた質疑応答に原稿を準備して臨んだピッツバーグ・スティーラーズのQBルドルフは、クリーブランドで起こったいさかいにおける自らの対応を後悔していると述べた。

「控えめに言っても、かかわった全員にとって残念な状況だった。NFLに参加するということは、権利じゃなくて恩恵だと思う。第一級の組織の一部であり、ルーニーファミリーやピッツバーグ・スティーラーズを代表する立場なんだ。先週木曜日の夜に、俺はその期待に届いていなかった」

「プレーの部分で、俺はチームの勝利に貢献できるたけの仕事をしていなかった。あのゲームの最後のプレーや、最後から2つ目のプレーを振り返れば、そこでも基準に達していなかった。あの状況で落ち着きを保ってもっと良い仕事ができたはずだ。後から振り返れば、俺は多分これまでの中で最高のチームメイトの一人であるモーキス・パウンシーを難しい場所に追いやってしまった。俺のチームメイトたちに対しても同様だ」

ディビジョンライバル間でひどくヒートアップしてしまった瞬間について、ルドルフはどういったプロセスがあったのかを説明しようとした。この一件は相手ディフェンシブエンド(DE)のギャレットがのしかかってくる中でルドルフがギャレットのヘルメットに手を出したことから始まっている。ルドルフはこれを本能的な動作だったと述べた。

「俺から見れば、試合の最後のプレーでは、ゲームが進む中で俺たちはすでにあの試合で科されたペナルティでターゲットになる選手を2人失っていた。俺がボールをリリースしたとき、レイトショットを受けた。彼が俺を地面に倒したやり方にはうなずけなかったし、自然と出たリアクションはとにかく彼を俺の上からどけることだった」

「繰り返すけれど、俺はあの状況でもっとうまくやるべきだった。マイルズ・ギャレットに対して何も悪意はない。彼の選手としての能力をとても尊敬している。マイルズがあの場に戻れば、違った対処をしていただろう。先週の俺の関与については、受け入れられるような申し開きなんてない。結局、俺はあの状況で自分の落ち着きを保ち、もっとうまくやるべきだった。ピッツバーグ・スティーラーとして、NFLのメンバーとして意味すると自分が思うところに、俺は届いていなかった」

このいさかいに関わった者に対してNFLは出場停止処分を科したものの、ルドルフに対しては罰金のみが科される見込みとなっている。ルドルフはシンシナティ・ベンガルズ戦の準備を進めることができるが、無期限の出場停止を言い渡されたギャレットの未来については不確かだ。両陣営の声を聞くに、一つ確かなのは互いが後悔しているという点だ。両チームは来週に対面することになっている。

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