レイブンズの情報は漏らさないとラムズSウェドル
2019年11月22日(金) 00:39エリック・ウェドルは元のチームの密告者にはならない。
ロサンゼルス・ラムズのセーフティ(S)はマンデーナイトでボルティモア・レイブンズと対戦することになっており、これは両チームにとって重要な試合となる。だが、ジョン・ハーボーのチームで3シーズンを過ごしたウェドルが彼らのディフェンスのオペレーションについてショーン・マクベイに機密を漏らすことはない。
「彼らに伝えられることならたくさんあるけど、俺はそういうやつじゃない」とウェドルは『ESPN』のリンジー・シエリーに語った。「プレーはフィールドの上でやる。それでベストなチームが勝つんだ」
ウェドルは3月にレイブンズからリリースされた後、このオフシーズンにラムズと1,050万ドル(約11億4,000万円)の2年契約にサインした。ベテランSは9シーズンを過ごしたサンディエゴ・チャージャーズとたもとを分かってから、レイブンズの一員となっていた。チームというのはしばしば、選手から元所属チームの特定の傾向や、ディフェンス/オフェンスの走り方などについて情報を得ようとするものだ。しかし、マクベイはどの程度プレーヤーから搾り取ろうとするかは状況によって変わると示唆した。
以前のチームについて情報を共有することはアンフェアだと考えられているのかと聞かれ、「それは完全に一人一人個別のアプローチになる」とマクベイは答えた。
ウェドルは間違いなく守備コーディネーター(DC)ドン・マーティンデールのオペレーションや手法について知識を持っている。34歳のウェドルが元雇用主の内部情報を明かそうとしないこと自体が、ハーボー、オジー・ニューサム、エリック・デコスタとオーナーであるスティーブ・ビスシオッティの組織について雄弁に物語っている。
「あのチームには大きな敬意を抱いている。彼らが俺のキャリアを助け、よみがえらせてくれたことだけじゃなく、俺自身や家族に対する扱いにも感謝しているんだ」とウェドルは述べた。「それに、すごく結束の強いグループでもあるから――彼ら全員に背を向けるなんてまねが俺にできるはずがないだろう?」
マンデーナイトは復讐(ふくしゅう)心なき#RevengeGame(リベンジゲーム)になるだろう。
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