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恐れ知らずの新人WRサミュエルが49ersをけん引

2019年11月22日(金) 13:50

サンフランシスコ・49ersのディーボ・サミュエル【AP Photo/Tony Avelar】

アリゾナ・カーディナルスに逆転勝ちを収めたサンフランシスコ・49ersの試合の終盤にかけて、きっと多くの人が全ての49ersファンと同じ考えに行き着いていただろう。すなわち、ボールはディーボに投げろ。

そして、実際にそうなった。

新人ワイドレシーバー(WR)ディーボ・サミュエルはここ2試合連続で100ヤードを超え、各試合で8回のキャッチを決めている。『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、グリーンベイ・パッカーズと対戦する日曜日にサミュエルが再び100ヤードを超えたとすると、49ersのプレーヤーが3試合連続で100ヤード超えを達成するのは1995年以来のこととなる。最後にそれを決めたのはジェリー・ライスだ。

この業績を達成するために、サミュエルはまずケガを乗り越えなければならない。サミュエルは日曜日に負った肩のケガによって水曜日の連絡を欠席していた。ヘッドコーチ(HC)のカイル・シャハンはサミュエルに関しても試合前の決定事項に含まれると明かしている。

健康状態に問題ないときのサミュエルは、ディフェンシブバック(DB)に脅威を与える存在としてルーキーでトップのキャッチ38回を今季に記録してきた。

チームメイトのリチャード・シャーマンは『Associated Press(AP通信)』に「彼は恐れ知らずだ」と話している。

「ディーボ・サミュエルは恐れ知らず。あいつはどんなキャッチにだって走る。ミドルを駆け抜けるレシーバーが、誰が向かってきているか見ていることがあるだろ。ディーボは誰にヒットしようかを見ているんだ。普通とは全然違うメンタリティーさ」

サミュエルは今季のYAC(ヤード・アフター・キャッチ)モンスターだ。『Next Gen Starts(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、サミュエルはクーパー・カップに次いで7.1YACで2位タイにつけているという。

WRエマニュエル・サンダースやタイトエンド(TE)ジョージ・キトルがケガを負っている49ersは、若手の中から使える才能が出てくることを必要としていた。それに応えたのがサミュエルだ。9勝1敗の49ersは2013年以来のポストシーズン進出に向け、サミュエルが引き続き活躍することを求めている。

クオーターバック(QB)ジミー・ガロポロは「彼は隠し駒としていてほしい選手だ」とサミュエルについて語った。

「ただ飛び込んでいって、戻ってこようとする。そのことについても、他の何についても、疑問にすら思わない。彼はファイターなんだ。ああいうヤツにチームにいてほしいものさ」

サミュエル、サンダース、キトルが負傷している中、49ersは彼ら主要パスキャッチャーらが日曜日のパッカーズ戦に参加できることを願っている。

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