QBルドルフが人種的な中傷を行った証拠はないとNFL
2019年11月22日(金) 11:27
ピッツバーグ・スティーラーズのクオーターバック(QB)メイソン・ルドルフが先週に実施された試合の終盤でクリーブランド・ブラウンズのディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレットに対して人種差別的な中傷を行ったとの疑いを支持する証拠は見つからなかったとNFLのスポークスマンが明かしている。
この試合で起こったいさかいはギャレットの無期限出場停止処分につながり、ギャレットは上訴したものの木曜日にNFLがこの裁定を支持している。
『ESPN』と『The Washington Post(ワシントン・ポスト)』によれば、今週にニューヨークで行われたギャレットのヒアリングにおいて、ギャレットはルドルフが中傷したと申し立てていたという。スティーラーズはルドルフがこの疑いに異議を唱えたと声明で述べている。
「メイソンはクリーブランドで木曜日の夜に起こったインシデントにおいて人種差別的な中傷を用いたと告発されたとの報道に対し、これを強く否定している。彼はこの非難についてこれ以上議論する意思はなく、今後もシンシナティ・ベンガルズとの日曜日の試合に向けた準備に集中し続ける」とスティーラーズの声明にはあった。
ルドルフのエージェントも声明を発行し「この乱暴で根拠のない、悪意ある疑いはメイソンの品位に対する攻撃だ」と述べている。
ルドルフは水曜日に報道陣の前に姿を表し、用意した原稿を元に先週のアクションに対する後悔の念を表明していた。
ブラウンズのヘッドコーチ(HC)であるフレディー・キッチンズは木曜日、ルドルフに対する疑いが明らかになってからギャレットの処分が支持されるまでの間に報道陣と対面した。その中でキッチンズHCはスティーラーズの件で自身とギャレットの間に生じた会話の全てはプライベートにとどめると述べている。
「マイルズと私が何を話したかについては何も言うつもりはない。私はできる限りの方法でマイルズをサポートする」とキッチンズHCは話した。
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