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ブロンコス新人QBロックが近い内に先発出場か

2019年11月28日(木) 16:48

デンバー・ブロンコスのドリュー・ロック【AP Photo/David Zalubowski】

負け越しのシーズンが5試合を残すばかりとなった今、デンバー・ブロンコスは新人クオーターバック(QB)にシーズンを締めくくらせるかもしれない。

ブロンコスのヘッドコーチ(HC)であるビック・ファンジオは現地27日(水)、このオフシーズンにチームがドラフト2巡目で指名しながら、ほとんどの時間を故障者リザーブとして過ごしてきたドリュー・ロックの練習におけるスナップを増やすと語った。これは近い内に、早ければ今週日曜日にもロックが先発する可能性があることを示すサインだ。

ファンジオHCは「われわれはドリューの練習量を大幅に増やし、彼がそれに対してどうやっていけるかを見て、試合前に決断を下す。彼はここ数週間の限定された練習でいい感じだった。彼には練習量を増やす準備ができていると思う」と『The Denver Post(デンバー・ポスト)』に語っている。

その後、ブロンコスジェネラルマネジャー(GM)ジョン・エルウェイと出演したラジオのインタビューで、ファンジオHCはロックと現在の先発であるブランドン・アレンの双方が今週の練習で投げ、誰が日曜日にロサンゼルス・チャージャーズ戦で先発するかは後ほど決定すると話していた。

水曜日の練習でオフェンスの最初のスナップを受けたのはロックだった。『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェームズ・パーマーはロックが“今週の練習で75%のスナップ”を担当する見込みだと伝えている。ロックはまだアクティブに戻されたわけではないが、週末を前にそうなる可能性はある。

こういった兆候の全てが、ロックが日曜日に、もしくはそうではなくとも近い内に先発する可能性を指し示している。1年目のシグナルコーラーは右親指の負傷でシーズン開幕前に故障者リザーブとなった。開幕後はベテランQBジョー・フラッコが2勝6敗を記録したものの、首の負傷でやはりIRリスト(故障者リスト)入りしている。

その穴を埋めた4年目のアレンはキャリア初めての先発を務めて初勝利をつかんだのを含め、3試合に出場している。3試合でパス84回中39回成功、515ヤード、タッチダウン3回、インターセプト2回をマークしたアレンだが、前戦はワーストの結果であり、パス25回中10回成功でバッファロー・ビルズに20対3の敗北を喫した。

ブロンコスが3年連続で負け越しのシーズンを重い足取りで歩む中、そういった状況がロックの道を開いていくのかもしれない。