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カーディナルスがCBブロックをウェイバーに

2019年12月03日(火) 22:29

アリゾナ・カーディナルスのトラメイン・ブロック【Aaron M. Sprecher via AP】

アリゾナ・カーディナルがロサンゼルス・ラムズに対して喫したシーズン第13週の敗北にはそれなりのコストが伴った。

カーディナルスはコーナーバック(CB)トラメイン・ブロックをウェイバーにかけたことを発表している。

『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によればブロックは2019年のカーディナルスにおいて最も優れたCBだったが、その事実もラムズ戦では大きな効果を持たなかった。ラムズのクオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフはパス43回中32回成功、424ヤード、タッチダウン2回を記録しており、カーディナルス守備陣は相手レシーバーとの間に平均4ヤードの距離を許している。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、これはシーズン第13週において2番目に高い数字だ。

試合を紐解けば数字はさらに悪くなっていく。ゴフがターゲットと相手守備選手との間が近いタイトウインドウで投じたパスは全体の2.3%に過ぎず、この週で最も少ない数字にあたる(2位はオークランド・レイダースQBデレック・カーとニューオーリンズ・セインツQBドリュー・ブリーズの10%)。また、ゴフがオープンなターゲット(最も近い守備選手との間が3ヤード以上)をターゲットとしたのはパス43回中58.1%、さらにディフェンスとの距離が広いワイドオープンなターゲットに対して投じたパスは23.3%を数える。

単純に、日曜日のカーディナルスのパスカバレージが最も劣っていたということだ。こういったパフォーマンスに陥った原因がブロック一人にあるわけではないものの、31歳にしてアリゾナでの1年目を過ごしているところだったCBが、今後4週間で若手プレーヤーの改善を見たいチームにとって理にかなったリリース対象だったのだろう。

カーディナルスはランニングバック(RB)ザック・ゼンナーもリリースしている。

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