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来季はどこにいるか「分からない」とチャージャーズRBゴードン

2019年12月05日(木) 00:28

ロサンゼルス・チャージャーズのメルビン・ゴードン【AP Photo/Marcio Jose Sanchez】

メルビン・ゴードンは与えられることのなかった新契約を待ち続けてオフシーズンを過ごした。彼のホールドアウトは2019年シーズンの第1クオーターを消し去り、第2クオーターにも影響を与えた。ようやくエンジンがかかってきたのはここ4戦のことだ。

ロサンゼルス・チャージャーズのプレーオフ進出の可能性はほぼ消滅しており、ゴードンが2020年にどこでプレーし、彼が切望する契約を手にできるのかどうかは疑問を呼ぶ。彼はトップクラスの報酬に値するランニングバック(RB)であることを証明したのだろうか?

「俺には分からない」とゴードンは『L.A. Times(L.A.タイムズ)』に述べた。「負けている時に何かを評価したり、主張したりするのは難しい。俺はただ自分の仕事をするしかないんだ。彼らの状況なんて誰も知らない。それはビジネスサイドの話だ。自分が来年ここにいるのか、他のどこかにいるのかも分からない。ここだといいなとは思っているけどな」

チャージャーズは次に負けるか、ピッツバーグ・スティーラーズが勝利すれば完全にプレーオフ争いから脱落する。

「俺個人としてもチームとしても、達成したかったゴールはたくさんあったんだから、それができないってのは腹立たしいよ」とゴードンは述べた。「不運なことだ。多くのハードワークが、ある意味無駄になっちまった」

ゴードンはホールドアウト中に最初の3試合を欠場し、チームが勝利した第4週のマイアミでも出場することはなかった。第4週まで欠場した26歳のゴードンが調子を取り戻すまでには次の1カ月を要した。戻ってきてからの4戦はラッシングヤードが31、18、32、31で、キャリー平均は2.5ヤード。レシーブヤードが平均10を越えたのは1試合で、合計タッチダウンは1回だった。

しかし、ここ4戦は軌道に乗りつつあり、4試合のうち3試合で100スクリメージヤード以上を獲得、99ヤード以上のラッシングヤードを2度達成している。

復帰直後に苦戦していた頃の姿ではなく、今の自分が本来の姿だとゴードンがチームたちに向けて証明できる時間はあと少しだ。

チャージャーズがフランチャイズタグを貼り付けるという手段にでも出ない限り、ゴードンにはフリーエージェントの道が見えているが、彼は大金を失うことになるかもしれないけがを恐れない。

「大学では、たとえもう全国選手権に出られないと分かっていても、試合で全力を出すことはしょっちゅうあった」とゴードンは述べた。「それと今とで俺には違いが見当たらない。フィールドに出る以上はみんなに尊敬されたいと思っている」

それと同時に彼は相応の報酬を払ってほしいと考えている。

2019年オフシーズンに大騒動を巻き起こしたゴードンのケースが2020年にどのような展開を見せるか非常に興味深い。不景気なRBマーケットの中でゴードンの要求する金額をオファーするチームは果たして現れるのかどうか、気になるところだ。

【M】