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勝利の陰でインフルエンザと戦っていたシーホークス

2019年12月04日(水) 13:34


シアトル・シーホークスのデビッド・ムーア【AP Photo/Ted S. Warren】

得点機会1回分の差で勝利したマンデーナイトの試合はシアトル・シーホークスのファンにとってスリリングなゲームだった。チームは今季4試合を残して10勝目を挙げている。

しかし、そんなファンたちも知らないことがある。シーホークスの選手の一部は、少なくとも100%ではない状態で戦っていた。ワイドレシーバー(WR)デビッド・ムーアとコーナーバック(CB)トレ・フラワーズはいずれも37対30での勝利のカギとなった選手だが、彼らはサンクスギビングデーの前後にインフルエンザと戦っていたのだ。

フラワーズの症状はかなり重く、ヘルメットの下にマスクをつけて練習に参加していたのみならず、『ESPN』によれば水曜日の練習中に少なくとも1回は嘔吐していた。ムーアは2回の練習を欠席している。また、サンクスギビングデーを満喫することもかなわなかったようだ。

「サンクスギビングデーだった。とにかくもう最悪さ」とムーアは『ESPN』に述べた。

「食べられなかった。ごちそうが出るから、俺の大好きな休日でもあるのに。とにかく具合が悪かった。母のごちそうが食べられなかった。母に申し訳ないよ」

また、故障者報告には他に3人の選手が体調不良として記載されていた。ラインバッカー(LB)シャキーム・グリフィン、ガード(G)ジョーダン・ルース、ディフェンシブタックル(DT)プーナ・フォードだ。

クオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンもESPNにこう語っている。

「本当にひどかった。あんなにたくさんのメンバーが練習にいなくて、家に戻っているなんてことあったかな。ただ練習に出られないだけじゃない。家に帰らなきゃいけないんだ。1年のそういう時期ではあるんだろうね。でも、みんな素晴らしいプレーをしたと思う」

だが、月曜日にフラワーズはミネソタ・バイキングスのQBカーク・カズンズをインターセプトし、ムーアは後半にバイキングスのコーナーバック(CB)ゼイビア・ローズの後ろで60ヤードの重要なタッチダウンパスをキャッチした。月曜日の夜には、具合が悪いのはムーアやフラワーズではなく、ローズの方だったようだ。

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