ジャイアンツ、イーグルス戦にはQBマニング先発の構え
2019年12月05日(木) 10:09
イーライ・マニングがベンチで過ごす時間はもう少しで終わりそうだ。
ニューヨーク・ジャイアンツはフィラデルフィア・イーグルスと対戦するマンデーナイトゲームでクオーターバック(QB)マニングを先発させる準備を進めていると、ヘッドコーチ(HC)のパット・シューマーが明かした。シューマーHCは現地4日(水)、ベテランのマニングが出場する可能性が“非常に高い”と語っている。
シューマーHCによればルーキーQBのダニエル・ジョーンズは“ハイアンクルの軽度の捻挫”によって足を保護する装具をつけ、ジャイアンツの練習ではエアロバイクに乗っているという。仮にジャイアンツが水曜日にプレーしなければならなかったとすれば、ジョーンズは出場できない状態だったとシューマーHCは認めている。
ジョーンズはシーズン第3週に正式に先発の役割を引き継ぎ、タンパベイ・バッカニアーズに32対21で勝利を収めている。これまでにジョーンズはパス370回中228回成功、2,374ヤード、タッチダウン18回、インターセプト11回を記録したものの、ジャイアンツは9月以来で白星を挙げていない。ジャイアンツがこれから10年の要と考える選手に対して慎重に事に当たりたいなら、過ちを犯すわけにはいかないだろう。
Here's how Jones injured the ankle: 265-pound linebacker Preston Smith landed with all of his weight on Jones' right leg. This happened midway through the second quarter. Jones didn't miss a snap and finished the game pic.twitter.com/wGn6CvzZVC
— Dan Duggan (@DDuggan21) December 4, 2019
「ジョーンズが足首にケガを負ったときの模様。265パウンドのラインバッカー、プレストン・スミスが、全体重のかかった状態でジョーンズの右足に着地した。第2クオーターの中盤に起こったことで、ジョーンズはスナップを一度も逃さず、試合を最後まで終えている」
一方、今の状況には若干の苦しい要素がある。シューマーHCは就任から2年目でチームが改善を見せていないことに焦りを感じているようだ。ジャイアンツの共同オーナーであるスティーブ・ティッシュは火曜日、ティッシュとオーナーのジョン・マーラがチームの全エリアを評価する予定であると述べた後、1カ月を残すばかりでチームが2勝10敗であることについてやや脅迫的な発言に移行していた。
こういった状況において、シューマーHCはマニングを信頼せざるを得ないところのようだ。2度のスーパーボウル覇者であるマニングは、ドラフトされたときから今年になってジョーンズに先発の座を譲ってベンチに下がるまで、チームの顔だった。これがジャイアンツの一員としての最後の先発になるのだとしたら、マニングはスポットライトの下、最後の時間を楽しむことだろう。
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