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痛手の続くセインツ、DTランキンズが戦線離脱

2019年12月12日(木) 10:42


ニューオーリンズ・セインツのシェルドン・ランキンズ【AP Photo/Bill Feig】

ニューオーリンズ・セインツが立て続けに打撃を受けている。

ディフェンシブエンド(DE)マーカス・ダベンポートがシーズン終了になったとの知らせから24時間足らず、今度はディフェンシブタックル(DT)シェルドン・ランキンズも戦列を離れることが分かった。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地11日(水)、ランキンズがサンフランシスコ・49ersに敗れた前戦で足首に深刻なけがを負い、今季に復帰できる見通しはなさそうだと、情報筋の話を元に伝えている。

NFLマイク・ガラフォロが情報元から得た話によれば、守備陣に助けが必要になったセインツはDEノア・スペンスと契約したという。スペンスは2016年にタンパベイ・バッカニアーズからドラフト2巡目で指名を受けた選手であり、最近はオークランド・レイダースから11月にカットされていた。

ランキンズは今季の10試合に登場し、タックル10回とサック2回を記録している。ランに対するプレーが最も秀でており、『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス)』によれば対ランの部門でのランキンズのグレードは66.9で、全インテリアディフェンシブラインマンの中で64位だという。

ダベンポートを失ったセインツはリザーブに頼らざるを得ない。ランに対するプロ・フットボール・フォーカスのランクでランキンズより20位近く上につけるデービッド・オニエマータならば大きく戦力ダウンすることはないかもしれないが、オニエマータはパスラッシングにおいてはそれほどの成績を残していない。それでも、オニエマータを頼るのが、練習生を昇格させたり、シーズンのこの段階でフリーエージェントとサインしたりするよりも優れた選択だろう。しかしながら、今後もこのペースで選手が失われていくならば、いずれセインツは後者の選択を迫られるかもしれない。

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