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チーフスQBマホームズが投球開始

2019年12月13日(金) 06:10


カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【AP Photo/Marcio Jose Sanchez】

クオーターバック(QB)にとって手の負傷は楕円のレザーボールをつかみ、投げるための並外れた能力を脅かす恐ろしい問題だ。

カンザスシティ・チーフスのQBパトリック・マホームズを襲った手の問題はスーパーボウル出場を目指すチームの願いにとりわけ支障をきたしている。シーズン第14週にニューイングランド・ペイトリオッツを打ち破った試合でマホームズが負傷して以降、チーフス攻撃陣のパフォーマンスはアンディ・リード政権下で見せてきたそれとは似ても似つかなかった。リードHC(ヘッドコーチ)もそれを認めており、マホームズ負傷を受けてプレーコールを調整したと明かしている。

しかしながら、当初の脅威は過ぎ去ったようだ。

マホームズは現地11日(水)には練習にフル参加し、『ESPN』に状態が前進していることを明かした。

「今日は初めて(ボールを)しっかりグリップできた。昨日もフリック的なことはできていたけど、ボールを実際にグリップして投げて、フィールドを少しドライブダウンできたのは今日が初日」

「良くなっている。この2日間はかなり腫れていたから、今日になってフットボールを投げられた。(中略)少しあざができたり腫れていたりした試合後はちょっと怖かったけどね。腫れが引いてからは治療もどんどんできているから、フットボールを投げるとか、いろんなことができている」

今週末には地区ライバルのデンバー・ブロンコスと対戦する予定のチーフス。今季序盤の対決ではマホームズが膝を痛めるアクシデントがあった。15日に控える試合ではマホームズに託すまで、チーフスがランゲームを中心に試合をスタートさせるのかどうか、その点は興味深い。

すでにAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区制覇を成し遂げているチーフスにとって次なるターゲットはプレーオフバイを手に入れられるかどうかだ。負傷者を抱えるチームとしては大きな一手になり得る。その権利を得るためにも、チーフスにはレギュラーシーズン残る3週を通して健康状態が整ったマホームズの力が必要になるだろう。

【C】