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レイブンズQBジャクソンが1シーズンのQBランヤード記録で首位に

2019年12月13日(金) 21:14

ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【AP Photo/Gail Burton】

レギュラーシーズンはまだ2週残っているが、ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソンは早くもレコードブックを塗り替えた。

ジャクソンの俊足は、単一シーズンでクオーターバック(QB)が獲得したランヤードとしてこれまで最多だったマイケル・ビックの記録を超えた。

42対21で勝利したサーズデーナイトのニューヨーク・ジェッツ戦で5ヤードのキャリーを追加した瞬間、ジャクソンはビックの1,039ヤードという2006年の記録を抜いた。

開始前の段階では1,017ヤードだったため、ジャクソンは試合中に23ヤードを獲得すれば新記録達成が決まっていた。第14週のバッファロー・ビルズ戦ではシーズン中のランヤードが1,000を突破し、NFLの100年の歴史でビックに続き、シーズン中に1,000ヤードを走った2人目のQBに輝いたばかりだった。

「すごくクールだ」とビックの記録を更新した試合後、ジャクソンは語った。「彼は子どもの頃、一番好きな選手だった。感動的だし、ずっと大事にしたいと思う。これからも続けていかないとな。記録は破られるためにあるんだって、彼がそう言っていた。自分がそれを達成できるなんて光栄だよ」

記録はオープニングドライブの3度目のキャリーで達成され、最後はマーク・イングラムが6ヤードのタッチダウンに持ち込んだ。ドライブ2つ目のプレーでジャクソンは20ヤードを走っており、その後2ヤードを獲得していったんビックの記録に並んだ。記録達成となったランの後でジャクソンのシーズン記録は1,044となっていた。試合終了時には8回のキャリーで86ランヤードを獲得し、今季合計を1,103ヤードとしている。

さらにジャクソンはパスでも212ヤードと5タッチダウンを追加しており、リーグ最多の33タッチダウンパスを達成。これは1996年にビニー・テスタバーディーが出したチーム記録に並ぶものだ。

試合後、この記録を知らされたジャクソンは、“たくさん投げたね!”と喜んだ。「それはアメージングだ。タイトエンド(TE)、ランニングバック(RB)、フルバックのパトリック・リカール、レシーバー、みんなのおかげだよ。パスをキャッチしてタッチダウンしているのは彼らだからね」

第14週までにジャクソンは4つの試合で100ランヤード以上を走っており、これはNFL記録にあたる。その記録がここで止まる必要はどこにもない。ジャクソンはシーズン終了までに1,000ランヤードと100以上のQBレーティングを両方達成した史上初の選手となることが可能だ。

そしてもちろん、単一シーズンのQBランヤード記録をさらに伸ばす機会がジャクソンにはあと2試合残されている。すでに歴史的な2019年に彼はさらなる足跡を残すことができる。

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