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NFL選手会がジャガーズに対する申し立てに勝利
2019年12月17日(火) 15:01NFL選手会(NFLPA)はあるチームがオフシーズンに敷いた慣行をめぐる争いに2年越しで勝利した。
ジャクソンビル・ジャガーズが負傷した選手にオフシーズンの間のリハビリと受診をチーム施設で行うよう要請した件が、NFL選手会の怒りを買った。選手会は2017年からこの慣例に対して苦情を申し立てており、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロによれば、調停人が選手会に有利な判決を下したことをNFLPAが公にしたという。
選手会はメールにて「共同任命された調停人は、クラブ施設でリハビリしない選手に罰金を科す権利があるとのジャガーズの議論を退けた」と明かし、次のように続けている。
「彼は限られた例外を置きつつ、オフシーズンの活動は“厳密に自主的なもの”とし、クラブ側にこれらの活動を義務づける権利はないとした」
「この裁定はジャガーズによる行き過ぎた行為を阻み、オフシーズン中のほぼすべてのフットボールアクティビティについての自主性を強調している」
NFLネットワークのマイク・ガラフォロは2017年に、オフシーズンにチーム施設でリハビリを行うようチームが選手に要請するのは一般的であるものの、それが義務づけられているわけではないと伝えていた。
ジャガーズのフットボール運営部門上級副社長のトム・コフリンは2017年の同時期、“より強固な姿勢を取ることによって”NFLに“恩恵”がもたらされる可能性があると話していた。NFLPAは各選手にあてたメールの最後で、過去2年間で選手から申し立てられた苦情の25%がジャガーズに対するものだったと述べている。
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