残り2試合でベストを尽くすとパンサーズTEオルセン
2019年12月19日(木) 07:10レギュラーシーズン閉幕が近づく中、一部には2019年シーズンが終わるだけではない人々もいる。キャリアに幕を閉じる者もいれば、特定のチームでの活動を終える者もいるかもしれない。
タイトエンド(TE)グレッグ・オルセンのような長く活躍してきたベテランにとってはあらゆる可能性がある。契約最終年にカロライナ・パンサーズに戻ることも、チームの徹底見直しによってカットされることも、引退してテレビブースに活動の場を移すことも考えられる。
今週、オルセンは残り2試合がパンサーズでの最後の試合になるかもしれないと認めている。
「誰も自分のエンディングを描くなんてできない。最後の脚本は誰にも書けない」と『ESPN』に話したオルセンは「将来がどうなるかは分かりっこない。いろんな変化がある。ロン(リベラの解雇)のことが分かった日に言ったけど、何か変化があると他のことも変わるかもしれない。それがいつどこでやってくるのか予想するのは難しいものだろ」と続けている。
オルセンはこれまでに何度も1,000ヤード超えを果たしてきたタイトエンドだが、一貫性はすでになく、過去3年は多くのケガに悩まされてきた。ここ最近の2試合を欠場していたオルセンは現地16日(月)に脳しんとうプロトコルを正式に脱している。
オルセン自身は今でも生産的なNFLプレーヤーであると自信を持っているものの、新しいヘッドコーチがサラリーキャップを踏まえ、35歳になったオルセンをカットすることで810万ドル(約8億8,700万円)をセーブできるように考える可能性を理解しているようだ。
「そういうこととか、誰にも分からないことはある。俺としては最後の2試合を最大限に生かし、これが最後のチャンスだとしてできるだけポジティブな経験になるようにしたい。それ以外はほとんどが自分のコントロールが効かないことだ」
また、オルセンは過去数シーズンにわたり、チームのバイウイークにはテレビブースで才能を発揮してきた。もしオルセンが引退を決意すれば、すぐさまメディア側の関係者としてキャリアをスタートさせられるかもしれない。
オルセンの決断は近い将来に起きるであろうチームの動きによって決まる可能性が高い。
「自分はまだプレーするのが楽しい。みんなと一緒にいるのが楽しい。でも、常にボールが自分のコートにあるわけじゃない。いろいろとはっきりするまでに、まとめなきゃならないことがたくさんある。そこから進むしかないってところかな」
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