同じ年齢で同じような経歴のクオーターバック（QB）ならもうカントンに飛んでいるであろうというのに、42歳のトム・ブレイディは今も主戦力としてフットボールをプレーし続けている。プロフットボールの殿堂がブレイディを迎えるにはもう少し時間が必要だが、NFL 100周年を記念するオールタイム・チームは引退、現役を問わない。

ニューイングランド・ペイトリオッツのQBブレイディが、現地22日（日）にオールタイム・チームの一員に選ばれた。その前日である土曜日には、サンフランシスコ・49ersのレジェンドにしてブレイディ少年のヒーローだったジョー・モンタナがオールタイム・チームの1人目のQBに指名されている。

他に8人のシグナルコーラーがブレイディとモンタナの仲間入りをする予定だ。

ブレイディの逆転ストーリーは2000年にニューイングランド・ペイトリオッツから6巡目全体199位で指名を受けたときに始まった。デビューイヤーはドリュー・ブレッドソーの後ろで過ごし、翌年のシーズン第2週にブレッドソーが大けがを負った際にその代わりを務めてからは、先発QBとして君臨してきた。

プロボウル選出14回、オールプロ3回、MVPの経験が3度、スーパーボウルMVPも4度経験しているブレイディは、2019年第16週を終えてレギュラーシーズンに218勝63敗、パス成功率63.8％、キャリア通算パッシングヤード74,079（歴代2位）、タッチダウン538回（歴代3回）、被インターセプト178回を記録している。

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