RB陣の相次ぐ負傷を受けてマーショーン・リンチがシアトル訪問
2019年12月24日(火) 08:07マーショーン・リンチが旧友に会うべくシアトルに向かっている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、マイク・ガラフォロ、トム・ペリセロが伝えたところによれば、元スターランニングバック(RB)のリンチはシアトルで古巣のシーホークスと面談するという。リンチ在席時代、シーホークスはスーパーボウルに2度の出場を果たしている。
ヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルは現地23日(月)午前、『710 ESPN Seattle(710 ESPNシアトル)』で「今朝、飛び立ってきている。復帰してわれわれとプレーできるよう、かなりの好機を提供するつもりだ」と明かしている。
また、『Seattle Times(シアトル・タイムズ)』によると、キャロルHCは「彼はわれわれを助けられる機会にとても興奮している」と付け加えたとのこと。
シーホークスは2017年4月にリンチをオークランド・レイダースにトレードに出し、その後、リンチは2019年オフシーズンにレイダースを去ると同時に引退生活に突入していた。
しかしながら、今のシーホークスはパワーバックが必要な状況に直面している。
今季、シーホークスのRBクリストファー・カーソンは1,230ランヤードを稼ぎ、リンチの離脱以降、チームに不足するグラウンドフォースとして活躍してきた。カーソンの貢献により、シーホークスはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)で力を取り戻し、11勝4敗の戦績でシーズン最終戦にはサンフランシスコ・49ersとの地区優勝争いに挑むことになっている。
しかしながら、股関節部を骨折したカーソンは49ers戦に出場できない。加えて、シーホークスがシーズン第16週に敗北を喫したアリゾナ・カーディナルス戦で腕を骨折したRBのC.J.プロサイスも不在、膝のケガで手術が必要となったタックル(T)デュアン・ブラウンの姿もフィールドにはない。ただ、ラポポートは手術を受けるブラウンが大幅に離脱することはないかもしれないと伝えている。
たとえ、クオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンがオールプロレベルのプレーを披露したとしても、シーホークスには信頼性のあるランゲームが必要だ。移籍情報を確認する手続きに進む前に、少なくとも信頼できる昔のワークホースをチェックすることは賢明な動きと言えるだろう。とりわけ、29日に控える49ersとの2戦目を考えると休んでいる暇はない。
また、ガラフォロはシーホークスの元RBロバート・タービンが近いうちにチームと面談すると見られていると付け加えた。
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