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レイブンズQBラマー・ジャクソンが2019年MVPに輝く

2020年02月02日(日) 11:21


ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【AP Photo/David J. Phillip】

2019年シーズンの年間最優秀選手賞はNFL界の総意のもとに授けられた。

現地1日(土)、マイアミのダウンタウンで開催された“NFL Honors(NFLオナーズ)”の授賞式でボルティモア・レイブンズのクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンが2019年NFLのMVPに輝いたことが発表された。全50票のすべてがジャクソンに投じられており、2010年のトム・ブレイディ以来、史上2人目の満場一致でのMVP受賞だ。

2019年シーズンのジャクソンはとにかく桁違いだったと言えよう。対戦するディフェンス陣を撃破しつつ記録した36タッチダウンパスはリーグトップの成績であり、自らの足でエンドゾーンに飛び込んだ得点も7回ある。3,127ヤードのパスを投げ、113.3をマークしたパサーレーティングはMVPを受賞したクオーターバックの平均(107.8)を大きく上回っている。

もちろん、それだけではない。ジャクソンはランでも1,206ヤードを走り、マイケル・ビックが保持していた単シーズンにおけるクオーターバックのランヤード記録で新たなレコードを樹立してもいる。MVPを受賞したクオーターバックの平均ランヤードが131ヤードであることを考えると飛び抜けた記録であり、タッチダウンランは3倍以上だ。

タッチダウンパスとクオーターバックのランヤードでリーグトップの成績を収めたクオーターバックはジャクソンが史上2人目。史上初は殿堂入りを果たしているスティーブ・ヤングで、1,000ヤードに足りない記録で1994年に達成している。ジャクソンが記録した1,206ヤードはNFL全体のランヤード記録でも6位に位置する。

また、2019年12月31日時点で22歳358日だったジャクソンはMVPの称号を手にした史上最年少クオーターバックとなり、1試合平均33.2点を挙げた得点はNFLトップの成績だった。

レイブンズがスーパーボウルに出場していればジャクソンのシーズンは最高と言えたに違いない。レギュラーシーズンを14勝2敗で締めくくったレイブンズはファーストラウンドバイを得てAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)ディビジョナルラウンドからポストシーズンに登場するも、テネシー・タイタンズに敗れてしまった。


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