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QBブレイディの意味深ツイートはスーパーボウルの広告と判明

2020年02月03日(月) 10:53


ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/Paul Sancya】

現地30日(木)にトム・ブレイディの意味ありげなツイートがさまざまな憶測を巻き起こしていた。

しかし、3日にその正体が判明している。これからフィールドへ入っていくのか、それとも立ち去るのかいずれともつかないブレイディのシルエットがスタジアムのトンネルに佇む写真は、スーパーボウルのコマーシャルから切り取った画像だったことが分かった。

第54回スーパーボウルの第1クオーター終盤に放送された『Hulu(フールー)』のCMでブレイディはこう語っている。

「どんな良いことにも終わりは来ると人は言う。だから、僕のチームメイト、家族、そしてファンの皆には、僕の口から言うのがふさわしい・・・Huluはスポーツ中継だけじゃないよ」

あらゆる興味や懸念が真実に欺かれた。日曜日の朝に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたように、さまざまなストーリーを想起させるイメージはスーパーボウルのCMのプレビューだったのだ。

一方で、このCMはブレイディに引退の意向がないことを立証してもいる。

先程のフレーズに続けてブレイディは「だからテレビにはもう、さよならさ・・・でも、僕は? 僕はどこにも行かない」と語った。

実は、毎週行われている『Westwood 1(ウェストウッド1)』のインタビューで、ブレイディは「楽しかったよ。その試合を見ていればすぐに分かる」と手の内を少し覗かせていた。

将来の殿堂入りが確実視されているブレイディは、これまですべてのキャリアをニューイングランド・ペイトリオッツで過ごしてきた。ラポポートは日曜日に、ペイトリオッツが間もなくフリーエージェント(FA)になるブレイディをキープするために、年額3,000万ドル(約32億6,000万円)を払う構えがあると伝えている。

その将来についてまだ明確な答えは出ていないものの、ブレイディをめぐる謎の一つはスーパーボウルの会場で氷解した。