2020年に向けてラムズがRBガーリーと話し合いへ
2020年02月07日(金) 14:53トッド・ガーリーをめぐる疑問については、前のオフシーズンが終わったときと同じ状況で新たなオフシーズンが始まっている。
ロサンゼルス・ラムズのランニングバック(RB)であるガーリーは2019年にキャリアローの857ラッシングヤード、ラン223回に終わり、パッシングゲームでも以前より成績が落ちていた。
そんなシーズンがガーリーの膝の問題に対する懸念を払しょくすることはなかった。
サインボーナス2,100万ドル(約23億1,000万円)と4,500万ドル(約49億5,000万円)の保証を含む新契約が2年目を迎え、ラムズは頭痛の種のようになっている契約についていくつかの問題に取り組まなければならない。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地6日(木)に“NFL NOW”の中で、ラムズの首脳陣が次の保証金が確定される前にガーリーとの面談を予定していると伝えた。
「私が聞いたところによれば、ラムズが、そしてとくにショーン・マクベイコーチが望んでいることは、何らかの決断がなされる前にガーリーと話し合いを持つことだ。したがって、NFLで最高のRBだとされることもあったガーリーについてどう進めていくか決定する前にそれが行われるようだ」とラポポートは報じている。
「もちろん、単純な決断ではない。単にキャッシュをセーブするために彼をカットするというのもその一つだろうし、論理的には可能だが、キャップ面からすると非常に難しい。彼をリリースするためだけに1,000万ドル(約10億9,000万円)のサラリーキャップヒットがあり、6月1日より前にそうした場合、天文学的な数字になる。トレードの方がまだあり得る。それでもいくらかのキャップヒットはあるものの、この方法ならキャッシュの問題がいくらか和らげられるだろう。彼らがトッド・ガーリーについてどういった決断を下すかはともあれ、3月中盤まででなければならないはずだ。それ以降だと700万ドル(約7億7,000万円)のロースターボーナスが発生する。非常に高額な決断だが、彼が何をおしてプレーしていたか、膝のどれほどの痛みがあったか、どれだけのフォーカスが彼に注がれたかを踏まえれば、少なくともなぜすべての選択肢が机上にあるわけではないのかは理解できるはずだ」
NFLネットワークのトム・ペリセロによれば、今すぐカットされた場合にガーリーによって発生するデッドマネーは2,015万ドル(約22憶1,000万円)になるという。
ガーリーの契約や膝の状態、そして、ラムズがガーリーを戦力として使いあぐねていたことを踏まえれば、ラムズはガーリーと共に乗り切り、2018年の調子を取り戻してくれることを願うことになりそうだ。
ガーリーの契約はRBへの支払いを検討しているチームにとって、急速に警告になりつつある。ラムズが直面している問題は、デリック・ヘンリーのようなこのオフシーズンにフリーエージェントになる選手の役に立つことはない。
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